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2024-06-30 20:48:00

離職を防ぐために見直すポイント

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今、社会的に問題になっている
「新卒者の離職率」
企業側にとっては切実な問題。

 

少し調べると、
3年以内の離職率は
平均32.3%
発表されています。

 

 

私自身、何度も転職を
しているので、
大きなことは言えませんが、
今の転職ありきの就職には
疑問を持っています。

 

先日もある方と
お話しをしている中で
「離職率」の話題に。

 

その話の中で、
「こんなことをするために
入社したんじゃない」と
新卒の方がおっしゃって
いたそうです。

 

まさに、ここが重要。
理想を掲げて入社した人材が
現実は思うような内容の
仕事ではなかった。
というところ。

 

私の世代(50代)が
新入社員だった頃は、上司の
指示を待つのが当たり前で
指示がなければ動けない
のが正直なところ。

 

しかし、今の若者は
学生の時から、
「主体性」や「自律性」を
求められ、自分で考える
機会が多くあります。

 

そんな若者が、社会へ出る
訳ですから、上司の指示を
ただ聞いていることを
良しとはしないのは当然。

 

 

今、人材育成を担う方々で
決定権を持つのが私たちの
年代の方が多いはずです。

 

その年代の方々が
自分が入社したころの
やり方を当たり前に
していたら、優秀な人材ほど
退職していってしまうはず。

 

もちろん、技術的な面や
仕事の流れなどは企業ごと
違いがあるので、
新人の頃はそれを頭に入れて
もらわなければなりません。

 

しかし、その期間が長ければ
自分が求めていたものとの
違いに気づき、何のために
働いているのかを見失って
しまうのではないでしょうか。

 

しかも、能力が高い人材ほど
それに気づくのが早く
見切りをつけてしまいます。

 

しかも、転職ありきで
入社された方ならなおさら。

 

それを防ぐためには
社員ひとりひとりの
意識改革が必要。

 

その意識改革とは
ひとりひとりが、
今、何のために何をしている
のかを考え会社にとって
どんな役割を果たしているのか
見つめ直す必要がある
のではないでしょうか。

 

仕事というものは華やかな
ものばかりではなく
地味なことばかりです
しかも、その地味なことが
とても重要な役割を果たし
ているのがほとんどです。

 

他の社員と比べ、自分が
劣っているとか
地味な仕事で働く意義が
感じられない先輩たちを
目にすれば、新入社員も
希望は持てません。

 

新入社員を受け入れるため
だけではなく、この機会に
社員ひとりひとりが
自分の役割に目を向け
働く意義を見い出すことが
若手の離職を防ぐ一歩に
なるのではないでしょうか。

 

今、あなたは何のために
働いていますか?
そして、会社でのあなたの
役割は何ですか?

 

一度考えてみてください。