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自分を知ることで、親子関係は変えられる
おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。
毎週月曜日はクリニックで
ワークを実施していますが
クリニックだけには限らず
教室や個人セッションで
家族との関係性についての
ご相談が多くあります。
人間関係というと、職場や
友人との関係性に目が向きがち
ですが、家族との関係も
人間関係です。
私の経験値ではありますが
人間関係がうまくいかない人の
お話しを聴くと、ご家族との
関係性が悪い傾向があります。
実は、人間関係で最も難しい
と言われているのが
家族関係ともいわれています。
その中でも親子の関係はとても
難しいと思います。
なぜ、難しいのか…
それは、基本的には感情が
優位な関係性だからです。
例えば、親の立場なら
自分の子どもはなんとしても
守りたいという感情。
子どもの立場なら
両親に認めてもらいたい
褒めて欲しいという感情。
と言ったように、
感情が優位に働く関係性なので
理性的な思考を動かすことが
そもそも困難なのです。
また、脳のしくみでは
感情が優位なときには、思考は
鈍くなると言われていて、両方
同時には動かせないものです。
だからこそ、親子の関係性を
改善するには、時間と労力が
必要になります。
もし、親子との関係性を
改善したいと思うのであれば
まずは。自己理解が何よりも
重要です。
親の立場であれば
自分がどんな言葉や表情で
子どもに接しているのか
または接してきたのか。
自分が子どもの頃に
親から繰り返し言われたこと。
子どもの立場であれば、
子どもの頃に親から
繰り返し言われたこと。
そして、その影響下で自分が
今、どんな言葉を使い
どんな表情をしているのか。
言葉や態度は、繰り返し
浴びれば、浴びた側も
その言葉や態度は使いやすい
ものとなり、無意識に
浴びていた言葉や態度で
人に接することになります。
「両親に似ているねー」と
言われるのは、顔だけではなく
使う言葉や表情が引き継がれて
いる可能性も否めません。
知らず知らず、受け継がれた
ものは、よほど意識しないと
気がつくことはありません。
無自覚に言葉や表情が
相手の情報となってしまうのです。
その情報を元に、意図しない
自分像が相手に伝わり
誤解が生じるものです。
親子の関係においても
今、無意識に発している言葉、
表情が、親子間の関係を
良くない方向の導いている
のかもしれません。
度々記事にも書きましたが
言語、表情、仕草などは
相手とのコミュニケーションを
図るための道具です。
自分自身が、普段無意識に
使っている言葉、表情、仕草に
目を向けてみてください。
私の家庭では、「ありがとう」
という言葉をあまり聞いた
ことがありませんでした。
なので、いざ自分が言葉に
しようと思うと、恥ずかしさや
照れくささがあって
言いにくい言葉でした。
でも、心理学を学んだ時に
「ありがとう」という言葉を
1日10回言うという課題を
言い渡され、割と必死に
「ありがとう」という言葉を
使っていました。
それから10年以上経ちますが
今の家族の関係は、たまには
喧嘩もしますが、基本的には
笑いが絶えない関係を
保てています。
お互いの性格はさほど
変化はありませんが
柔らかい言葉や表情が
使いやすい道具に切り替わった
と思っています。
もし、人間関係でお困りの方は
まず、自分の道具(言葉、表情、仕草)
に目を向けてみてください。
自分に不足している言葉や
表情が分かれば、後は
使う努力をして、自分のもの
にするだけです。
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学びの中で、じんわり見えてきたこと
おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。
前もお話した、自己理解を
深める学びが半分終了❢
ボリュームのある講座で
週イチで課題提出があって
感情や状況を絵で表現する
課題なので、まあ手間が
かかります。
メンタルに関わることを
生業にしているので
自分を紐解くことは今までも
やってきているんだけど
ここまで、ワークをしっかり
取り組むのは初めて。
今までは、自分自身に
問いかけ、問いの答えを
メモに書く程度。
受講している講座は
感情や状況、言葉を使って
図解化するので、今までとは
少し違う見え方なんです。
4か月のプログラムで
現在折り返し地点。
この2か月取り組んで
新たな気づきもありました。
その気づきとは
過去を振り返りながら
しかも、自分のルーツを
掘り下げもしたので
私が今こうして生きている
ことは、当たり前じゃない。
先祖がいなければ、
祖父母が出逢っていなければ
両親が出逢っていなければ
今の私は存在すらしていない。
そう思うと、今まで経験した
辛いことや悲しいことも
先祖から受け継がれた
大切な命なんですよね。
若かりし頃は、親に反発し
幾度となく親に迷惑を
かけていましたが
振り返ってみるとその経験も
今の私にたどり着くため
起きた出来事のような
気がしています。
心理学を学び、親との関係は
改善できて笑いあうことも
増えていましたが、この
プログラムを通して
家族に対して「ありがたい」
という気持ちが大きくなりました。
そうなんです、私自身
親との関係性は最悪で
同じ家にいながら2年近く
顔を合わせるのを避けて
いた時期もあったんです。
それと比例するかのように
家族以外の人間関係も
あまりうまくいって
いませんでした。
心理学を学び、親との関係が
改善すると、不思議なくらい
周囲の人とのトラブルが
激減しました。
思うに、生まれて初めて
関わりを持つのは親。
言わば、いちばん最初に
経験する「社会」だと思うんです。
その土台が良好でなければ
外側の社会の中で、うまく
関係を築くことも出来ない
のではないでしょうか。
親も、親という生き物ではなく
ひとりの人間で、それぞれに
ストーリーがあって
その経験が、人格を形成して
いるのです。
人間関係がうまくいかないと
感じている人は、いちばん
身近な両親との関係を
見直してみてはいかがでしょう。
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同僚との関係がこじれるのは、近づきすぎたせいかも
おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。
最近、高校生に向けて
「働く」ということについて
考えてもらう機会が
増えています。
もちろん、生活のために
お金を稼ぐことがいちばんの
目的という人がほとんど
ではないでしょうか。
まあ、中には別の目的の
方が重要という人も
いるのかもしれません。
例えば、好きなことを
仕事にしている人にとっては
使命やお金ではない価値
のために働いていることも
あるのかもしれません。
ただ、好きなことを仕事に
している人はほんのひと握り
ではないでしょうか。
なんなら、嫌だけど稼ぐため
に仕方なく仕事をしている人
の方が多いと思うんです。
今回は生活のために
働いている人に向けて
職場での人間関係について
私がサラリーマンの時代
から思っていることを
お話ししようと思います。
私が20代の頃ですが
平均年齢が40歳前後の
若い人が多い職場で働いて
いて、サークル活動や飲み会
が盛んな会社でした。
もちろん、割と社員同士が
仲が良い会社でした。
しかし、今考えてみると
距離感が近すぎて、仕事を
するうえではやりにくい
こともありました。
例えば、間違っていたり
進捗状況が遅れていたり
あまり良くないことが起きた
時に、相手に伝えられず
困ってしまうこともありました。
今思えば、同僚という関係
ではなく「友達」を求めて
いたのかもしれません。
でも、会社組織の中で
友達(親友)になるのは
とても難しいことなの
かもしれません、
というのも、会社組織の中
では、誰に対しても「利害」
があるからだと思うんです。
働いてその対価として
毎月給料を頂くという
「お金」が絡んでいる関係。
例えば、
「自分はたくさんの仕事を
しているのに、〇〇さんは
明らかに仕事量が少ないのに
給料はほぼ変わらない」
と思ったことはありませんか。
これが、まさに「利害関係」
にあるということだと
思うんです。
どんなに仲が良くても
根底では「お金」という
紐で繋がっているものです。
だからこそ、「利害関係」
にある相手は、会社とは
関係のないところで出来た
「友達」になるのは
難しいと思うんです。
これは、個人的な話ですが
20代に働いていた時の
仲が良かった同僚とは
退社したすぐはご飯を
食べに行くこともありましたが
いつの間にか共通の話題が
見つからなくなり
いつの間にか疎遠になりました。
中には、一生の友に
出逢えている人もいるかも
しれませんが、それは案外
奇跡的なことなのかも。
だからこそ、職場での
関係性は程よい距離感が
重要だと思うんです。
もし、職場の人間関係に
悩んでいるなら
もしかしたら、職場の同僚に
プライベートでの友達と
同じ様な関係を求めて
いるのかもしれません。
一度、周りとの距離感を
見つめ直してみては
いかがでしょうか。
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人づきあいがラクになる見方のコツ
おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。
GWももう終わりですね。
個人事業主の身としては
大型連休に縁がありませんが
今年は、田んぼの準備と
畑作業で何日か自然を
満喫する機会となりました。
さて、今日のお話しは
自然とは全く関係ないですが
「人づきあい」のお話し。
職場での人づきあい。
「この人、なんとなく苦手…」
とか、逆に
「なんとなくこの人、合いそう」
と思ったりすること
ありませんか?
でも、その「なんとなく」は
もしかすると自分の過去の経験
が関係しているかも。
私たちが誰かを「好き」
「嫌い」の判断は、無意識
のうちにこれまでの経験に
影響されています。
例えば、以前に嫌な思いを
した相手がいる人は
似たような雰囲気の人に
対して「なんか苦手…」と
感じやすくなることが
あります。
でも、それは
「今、目の前にいる人」が
原因ではなく「過去の誰か」
との記憶が反応している
だけかもしれません。
人は無意識うちに、過去の
出来事や人との関わりから
「判断の基準」を身に
つけています。
これは、自分が安全に生きて
行くための「プログラム」の
ようなもので、人と関わる時
自動的にそのプログラムが
反応することがあります。
特に、新しく出会った人には
反応しやすいはずです。
そうすると、
「目の前にいる相手」の
本質を見ることが難しく
なってしまいます。
相手を「好き」「嫌い」で
判断してしまえば、
その感情が優位に働いて
日常の業務にも影響が
出てしまいます。
例えば、仕事をするうえで
どうしても話さなければ
ならないことも、感情が
優位になってしまえば
話すまでに時間がかかり
タイムロスが発生することも
少なくないはずです。
それって、とても非効率。
感情に惑わされなけば
すぐさま話をして、もやもや
して時間は過ごさずに済みます。
私たちはどうしても、相手の
態度や言葉にすぐ反応して
しまいがちです。
でもその前に、「これは本当に
目の前の相手に対する
気持ちなのか?」と一度自分に
問いかけてみてください。
それだけで、無意識の反応
から少し距離を置くことが
でき、相手との関係性を
柔らかく保つヒントに
なるはずです。
人間関係をラクにする秘訣は
相手を変えることではなく
自分の「見方」をちょっと
だけ変えてみること。
過去の記憶が今の感情に
影響していると気づけたら
職場での人づきあいも
もう少し心地よいものに
なっていくかもしれません。
相手を「好き」「嫌い」の
フィルターで覗いていませんか?
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主観に気づくと人間関係が変わる
おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。
職場の人間関係は、仕事の
成果にも直結する大切な
ものですが、そこに
“主観のズレ”があると
信頼関係は崩れていきます。
ベテラン社員側の主観として
・「このくらいは察して動いて」
・「これ、前にも言ったよね?」
・「そんな当たり前のこと聞く?」
というように、今までの経験や
空気感で動くことになれていて
つい、相手に同レベルを
期待してしまいがちです。
しかしそれは、自分側の
“主観”であって、相手には
相手の「見えている世界」
があるのです。
若手社員側の主観として
・「それ、違うよ」
→人格を否定されたと感じる
・「もっと工夫してみて」
→ダメだしされたと落ち込む
など、ちょっと大げさかも
しれませんが、予想外の
受け止め方をされて
しまうこともあります。
特に、年代が違えば
経験値やそもそもの環境が
違っているものです。
例えば、探究学習を主に
教育をされてきた若者は
意味や意義を大切にします。
一方で、トップダウンの
教育を受けて来た
ミドル世代は、とにかく
言われた通りに手を動かす
ことが当たり前という
感覚の人が多いと思います。
その“主観のズレ”が相手に
対する不信感を育てて
信頼関係が壊れてしまう
のではないでしょうか。
私たちは、“自分の見え方”を
前提に話すことが多いもの。
そもそも、“自分の主観”
ということにお互いが
気づいていないことが
問題なのです。
職場でうまくやっていくために
大切なのは「相手の主観」
を変えることではありません。
自分が「今、自分のフィルター
で相手を見ているかもしれない」
と気づくことです。
そのうえで
・相手にとっての当たり前は?
・なぜこういう言動になるの?
・期待しすぎ?
と一歩引いて考えてみることで
すれ違いや不信感を未然に
防ぐことができるのです。
それが、“主観”から少し
距離を取ることになり
見えてくるものも
変わってくるはずです。
“主観”とは、自分だけの見え方。
それを絶対視すると、相手との
間に壁ができます。
「私はこう思うげど、相手は
違うのかもしれない」
このことを心の中に置く
ことで、人との関係性は
いい方向へ変わっていくはずです。
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