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2025-06-02 19:43:00

自分を知ることで、親子関係は変えられる

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おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。

 

毎週月曜日はクリニックで
ワークを実施していますが
クリニックだけには限らず
教室や個人セッションで
家族との関係性についての
ご相談が多くあります。

 

人間関係というと、職場や
友人との関係性に目が向きがち
ですが、家族との関係も
人間関係です。

 

私の経験値ではありますが
人間関係がうまくいかない人の
お話しを聴くと、ご家族との
関係性が悪い傾向があります。

 

実は、人間関係で最も難しい
と言われているのが
家族関係ともいわれています。
その中でも親子の関係はとても
難しいと思います。

 

なぜ、難しいのか…
それは、基本的には感情が
優位な関係性だからです。

 

例えば、親の立場なら
自分の子どもはなんとしても
守りたいという感情。
子どもの立場なら
両親に認めてもらいたい
褒めて欲しいという感情。

 

と言ったように、
感情が優位に働く関係性なので
理性的な思考を動かすことが
そもそも困難なのです。
また、脳のしくみでは
感情が優位なときには、思考は
鈍くなると言われていて、
両方
同時には動かせないものです。

 

だからこそ、親子の関係性を
改善するには、時間と労力が
必要になります。

 

もし、親子との関係性を
改善したいと思うのであれば
まずは。自己理解が何よりも
重要です。

 

親の立場であれば
自分がどんな言葉や表情で
子どもに接しているのか
または接してきたのか。
自分が子どもの頃に
親から繰り返し言われたこと。

 

子どもの立場であれば、
子どもの頃に親から
繰り返し言われたこと。
そして、その影響下で自分が
今、どんな言葉を使い
どんな表情をしているのか。

 

言葉や態度は、繰り返し
浴びれば、浴びた側も
その言葉や態度は使いやすい
ものとなり、無意識に
浴びていた言葉や態度で
人に接することになります。

 

「両親に似ているねー」と
言われるのは、顔だけではなく
使う言葉や表情が引き継がれて
いる可能性も否めません。

 

知らず知らず、受け継がれた
ものは、よほど意識しないと
気がつくことはありません。
無自覚に言葉や表情が
相手の情報となってしまうのです。

 

その情報を元に、意図しない
自分像が相手に伝わり
誤解が生じるものです。

 

親子の関係においても
今、無意識に発している言葉、
表情が、親子間の関係を
良くない方向の導いている
のかもしれません。

 

度々記事にも書きましたが
言語、表情、仕草などは
相手とのコミュニケーションを
図るための道具です。

 

自分自身が、普段無意識に
使っている言葉、表情、仕草に
目を向けてみてください。

 

私の家庭では、「ありがとう」
という言葉をあまり聞いた
ことがありませんでした。
なので、いざ自分が言葉に
しようと思うと、恥ずかしさや
照れくささがあって
言いにくい言葉でした。

 

でも、心理学を学んだ時に
「ありがとう」という言葉を
1日10回言うという課題を
言い渡され、割と必死に
「ありがとう」という言葉を
使っていました。

 

それから10年以上経ちますが
今の家族の関係は、たまには
喧嘩もしますが、基本的には
笑いが絶えない関係を
保てています。

 

お互いの性格はさほど
変化はありませんが
柔らかい言葉や表情が
使いやすい道具に切り替わった
と思っています。

 

もし、人間関係でお困りの方は
まず、自分の道具(言葉、表情、仕草)
に目を向けてみてください。


自分に不足している言葉や
表情が分かれば、後は
使う努力をして、自分のもの
にするだけです。

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