ブログ

2024-10-17 00:32:00

両親の過去を知る大切さ

28847322_s (1).jpg

先日、両親の若かりし頃の
思い出を辿りながら、彼らが
出会った街を歩いてきました。

 

父が若い頃に働いていた街で
母がよく買い物に
出かけていた場所です。

 

同僚と飲みに行ったお店や
仕事をさぼってコーヒーを
飲んでいたお店、二人で
デートした今はもう無くなって
しまった喫茶店など
さまざまな場所を巡りました。

 

両親は、まだ「親」という立場
ではなく、一人の若者として
街を楽しんでいた頃に、
少しだけ戻ったような表情を
していました。

 

嬉しいような
少し切ないような
でもどこか楽しそうな
その表情がとても印象に
残っています。

 

そう、両親は「親」という存在
ではなく、もともとは
ただ一人の人間だったのです。

 

彼らも、子どもを授かり初めて
「親」という役割を担う
ようになりましたが
それまでは自分自身の人生を
懸命に生きてきた一人の人間です。

 

私たちが普段目にするのは
「親」という役割を
果たしている姿。

 

でも、今回のように
彼らが「親」になる前の姿を
垣間見ることで、また違った面
を知ることができました。

 

ついつい娘という
フィルターを通して両親を見て
しまいがちですが、
彼らも人生の半分近くは
「親ではない」一人の人間
として過ごしてきたのです。

 

その時期にすでに人格は
ある程度形成され、そこに
「親」という役割が加わって
今の姿があるのだと思います。

 

これまで何度か書いてきた
ように、人間関係の基盤は
親子関係にあると言っても
過言ではありません。

 

人間関係に悩みを抱えている
多くの人々は、親子関係に
何らかの問題を抱えている
ケースが少なくないのです。

 

だからこそ、
両親がどのような人生を
歩んできたのかを知ること
彼らの人間性を
理解することが大切です。

 

そうすることで、
今の態度や言葉を
「仕方のないこと」と
受け入れやすくなります。

 

そう割り切れると
今まで癇に障っていたことも
「仕方がない」と思えるよ
うになり、抱く感情に
少し変化が生じます。

 

高齢の両親との関わりは
介護や介助を通じて
ますます増え、負担も
感じやすくなります。
その負担を軽減するためにも
親子関係の改善は不可欠です。

 

今回のように
両親の若い頃の思い出を
巡ることは、彼らが
どんな時代を生きてきたのかを
知る貴重なチャンスに
なるかもしれません。

 

ぜひ、時間を作って試して
みてはいかがでしょうか。

 

 ~~~~~~~~~~~~~

ここからはお知らせです。

 
この度、伊那商工会議所主催の
セミナーの講師を務める
ことが決定しました。

コミュニケーション向上セミナー・チラシサンプル.jpg

「職場の人間関係をスムーズにする 
コミュニケーション向上セミナー」

 

若手とのコミュニケーションを
テーマにワークや
グループディスカッションを中心に
「体感」できる内容になります。

 

こんな方におすすめです。
・若手とのコミュニケーションが
 難しいと思っている方
・感情のコントロールしたい方
・社内の人間関係を円滑にしたい方

 

コミュニケーションが
円滑になることで
人間関係が理由となる離職は
軽減できます。

 

↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭
日時 11月7日(木) 13時~
場所 伊那商工会館 1階大ホール
対象 経営者、管理職
主催 伊那商工会議所 経営支援課
↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭↭

 

 

ご参加お持ちしています。
お問合せ先
伊那商工会議所 経営支援課
✆0265‐72‐7000
✉sien@inacci.or.jp

 

2024-07-31 02:53:00

本当の意味での親離れ子離れとは

29438885_s.jpg

年頃になれば、親元を離れ
自分自身の力での生活や

結婚をして新たな家族を
持つことが、親離れすること
だと思っている人が殆ど
ではないでしょうか。

 

経済的に自立をしたから
と言って、親離れ
子離れができたという
ことにはなりません。

 

子どもの立場ならば
いくつになっても親は親だし
親の立場ならば、いくつに
なっても子どもは子ども。

 

私の場合は、子どもが
いないので、親の立場では
語れませんので、子どもの
立場でならお話できるかなと。

 

私が親離れできたと
実感できたのは
ほんの10年ちょっと前。

 

それまでの私は、
ことあるごとにうまく
いかない自分を「親のせい」
にしていたと思います。

 

例えば、仕事が思うように
進まないのも、親が認めて
くれていないから…だとかね。

 

親の言動ひとつひとつに
過剰に反応して、反発し
喧嘩やもやもやが残る
なんてことが日常でした。

 

今は、すべてが完璧とは
いかないこともありますが
その頃に比べたら
親の言動で大きく左右される
ことは、ほぼなくなりました。

 

さて、私が思う親離れとは!

 

私を含めて、子どもは
いくつになっても親は親。
どうしても、お父さん、
お母さんという存在で
ひとりの人として見ることが
難しいのかもしれません。

 

でも、父も母もひとりの人
として生きてきたはずです。

 

うちの両親は80歳を超えて
いるので、戦時中に生まれ
戦後の混乱の時期を
苦労しながら乗り越えて
今があります。

 

その時代は、学業よりも
その日食べていくことで
精一杯だったという
話を聞くと、なんの障害もなく
学校に通っていた私とは
明らかに違う価値観を
持っているのも当然なんです。

 

私の親離れのきっかけは
自分の両親の歴史を
聴くことでした。

 

どんな環境で生きてきたのか
どんな状況でどんな気持ちで
過ごしてきたのかを
知ることで、今の両親の
言動が府に落ちました。

 

そうすると、
「ああ、二人の生きてきた
状況なら仕方ないよね」と
殆どのことは割り切ることが
出来るようになりました。

 

親の言動に左右されて
心が乱れることが多い人は
一度、ご両親の歴史を辿って
みてはいかがでしょう。

 

そして、それでも
父親、母親という見方しか
できない時は、呼び方を
変えてみてください。

 

せめて、両親以外と話す
時くらいは「〇〇さん」と
言い方を変えてみてください。

 

少しづつですが
両親に対する気持ちが
変化するはずです。

 

~~~~~~~~~~~~~
ここからはお知らせです。

私たち「整え・Labo」は
世代を超えて語り合う
場を提供しています。

 

今回は、
「お困りごとお話し会」
を企画しました。

 

起業を予定している人や
起業したばかりな人を
対象にしたお話会。

お茶会形式なので、
スイーツと飲み物付き。

 

開催日
8月5日(月)
8月31日(土)
(申し込みの際に
どちらかの日にちをお選びください)

開催時間
13:30~15:30

参加費
1500円(飲み物&スイーツ付き)

場所
夢まちLabo(箕輪町)

お困りごとお話し会.jpg

 

こんな人におすすめ❕
・HPを自分で作りたい
・SNSの使い方が分からない
・不安な気持ちを抱えている

 

自営業をしている人は
孤独になりがちです。
独りで考えているより
同じ立場の人と話すことで
随分救われます。

 

美味しいスイーツを囲んで
ざっくばらんに
お話ししませんか。

 

お申し込みはこちらから↓
申し込みフォーム

 

お困りごとお話し会.png

 8月5日の申し込みは
締め切らせていただきました。

 

8月31日は、まだまだ
募集していますので
お早めにお申し込みください。

 

 

 

 

ご参加お待ちしています。

 

 

 

 

 

 

2024-04-14 19:32:00

人間関係の中でいちばん難しいのは家族

28847322_s.jpg

人間関係と聞くと
働く場所での関係性やママ友など
いくつか思い当たるのでは
ないでしょうか。

 

でも、いちばん難しいのが
「家族との関係性」と
言われています。

 

なぜなら、
家族だからわかってくれる
家族だから気を遣いたくない
といった気持ちがあるからです。

 

しかも、家族の関係では
どうしても感情が優位になり
冷静な対応が難しくなるので
感情的になってしまうのです。

 

しかも、それぞれの立場、
夫の立場、妻の立場
父親、母親の立場
長男、長女の立場
などの立場での集まりです。

 

男性であることや
女性であることも
少なからず関係があります。
 

 

私の場合、
未婚で子どももいないので
私自身が子どもの立場です。

昔の私は、親に対して
ああして欲しい
普通親ならこうなんじゃないかなど
自分が思う親の理想像を
押し付けていたと思います。

 

子どもとしての自分は
親が思う理想の子どもと自分との
ギャップにしんどさを感じた
時期もありました。

 

といったように、
「〇〇でなければならない」
「〇〇であるべきだ」という
思い込みに支配されて
本当の課題や問題が
見えなくなってしまうのです。

 

家族と言っても、
夫婦はもともとは他人
親子でもそれぞれ別の人格
の集まりです。

 

そして、人間というものは
自分のことは分かっているようで
完全には理解することは
難しい生き物です。

 

そんな完全ではない人間が
寄り添い、支え合いながら
ひとつのコミュニティーを
形成しているのが家族
なのではないでしょうか。

 

だからこそ、家族であっても
相手を想像することと
丁寧に話すことがとても
大切になるのです。

 

家族は縁を切ろうと思っても
どちらかがこの世を去るまで
続いていく関係です。

 

なので、何か問題が起きたり
喧嘩やトラブルが起きた時に
「ねばならない」
「こうあるべき」などの
思い込みに支配されてないか
思い返してみてください。

 

 

そして、できるだけ
思い込みを外して
自分の家族にとって
何が必要で、何が大切なのか
考えてみてください。

 

思い込みが外れれば
他の家族はどうであれ
自分の家族に大切なものが
見えてくるはずです。

 

 

~~~~~~~~~~~~

ということで、
ここからはお知らせです。

整え・Labo企画第2弾!
常に悩みの種の
家族とのコミュニケーション
今回の企画は家族に
フォーカス!

 

今回は私が講師を担当します。
整え・labo心理学活用教室.png

⁂⁂⁂イベント詳細⁂⁂⁂

日時   4月27日(土)
               13:30~15:30

開催場所 わいわいハウス
    (宮田村)

テーマ  家族との
      コミュニケーション術
      ~受け止め方と言葉がけ~

参加費  2000円

 

お申し込みはこちらから↓

https://ssl.form-mailer.jp/fms/23a9e2b0809887

 整え・labo 心理学活用教室.png

 ⁂⁂⁂整え・Laboとは⁂⁂⁂


整え・Laboの立ち上げの
きっかけは「フェムケア」に
興味を持ったこと。



私自身、子宮内膜症の一種で
「子宮腺筋症」を患い
40歳の時に子宮全摘の
経験があって

 

女の月経性、妊娠、
更年期などの女性特有の問題に
対して何か出来ないかと
思ったのです。



そこで、友人の
オリジナル布ナプキンの開発や
発酵食の専門家で
メディカルアロマセラピストの
「小林絵美子」さんに相談。

 

その時の話の中で、
二人に共通していたのは
「セルフケア」重要性でした。

 

私の仕事でもそうですが
サロンに通うことも
大切ですが、時間や金銭面を
考えるとそう頻繁には
通えないのも事実。

 

そういった場合、
サロンに行かない間に
何もしなければ
からだはケアの前に
戻ってしまいます。

 

それを防ぐためにも
セルフケアが重要。

 

 

 

 

 

そのための楽しく
学ぶ場所があったら
と思って立ち上げました。
~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

2024-03-17 18:07:00

コミュニケーションの真実~言葉の意味と期待~

なんて、
大げさなタイトルですが…
22191524_s.jpg

さて、本題です。
タイトルにもある
コミュニケーションの真実
についてお話しますね。

 

人は誰かに言葉を放つ時
相手の答えを無意識に
期待をしています。

 

そのため、期待と異なる
言葉が相手から言われた
時は、反発心が芽生えたり
違和感などが残って
しまうのです。

 

それが、喧嘩やトラブルの
もとになっている可能性が
高いとも言えます。

 

例えば、母娘の会話で
娘:「廊下掃除しておいたよ」
母:「私の若いころは
   毎日やってたよ」
娘:「あっそう」(嫌味かっ)

 

というようなやり取りの
経験がありませんか?

 

このやり取りでは
娘は母から「ありがとう」と
言われるのを無意識で
期待していて母の言葉を
嫌味に感じてしまう
現象が起こるのです。
  

 

無意識で期待をしている
訳ですから、会話の最中で
気が付くというのは
とても難しいことです。

 

この娘の立場だった場合
時を置いて、なぜ嫌味と
受け止めてしまったのか
考えてみてください。

 

褒めてもらいたい
認めてもらいたい
という気持ちが強ければ
強いほど、受け止める際に
歪みが生まれてしまうのです。

 

もっと言うと
認めてもらいたいから
「掃除しておいた」と
わざわざ報告してしまう
ということでもあります。

 

これが、
コミュニケーションの真実
なのだと思うのです。

 

この話をすると
家族なのにそんなに
気を遣って暮らすのかと
感じる人もいるでしょう。

 

なにも、喧嘩をしない
ように気を遣うという
ことではなく自分のご機嫌は
自分で取る方がよほど
楽に生きられると思うのです。

 

相手の言葉に「モヤっと」
した時に思い出して
もらえたら嬉しいです。

 

~~~~~~~~~~~~

ここからはお知らせです。

整え・Labo企画第2弾!
常に悩みの種の
家族とのコミュニケーション
今回の企画は家族に
フォーカス!

 

今回は私が講師を担当します。
ベージュ ナチュラル サロン  張り紙 チラシ (1).jpg

⁂⁂⁂イベント詳細⁂⁂⁂

日時   4月8日(月) 
     10:00~12:00
     4月27日(土)
               13:30~15:30

開催場所 わいわいハウス
    (宮田村)

テーマ  家族との
      コミュニケーション術
      ~受け止め方と言葉がけ~

参加費  2000円

 

お申し込みはこちらから↓

https://ssl.form-mailer.jp/fms/23a9e2b0809887

 整え・labo 心理学活用教室.png

 ⁂⁂⁂整え・Laboとは⁂⁂⁂


整え・Laboの立ち上げの
きっかけは「フェムケア」に
興味を持ったこと。



私自身、子宮内膜症の一種で
「子宮腺筋症」を患い
40歳の時に子宮全摘の
経験があって

 

女の月経性、妊娠、
更年期などの女性特有の問題に
対して何か出来ないかと
思ったのです。



そこで、友人の
オリジナル布ナプキンの開発や
発酵食の専門家で
メディカルアロマセラピストの
「小林絵美子」さんに相談。

 

その時の話の中で、
二人に共通していたのは
「セルフケア」重要性でした。

 

私の仕事でもそうですが
サロンに通うことも
大切ですが、時間や金銭面を
考えるとそう頻繁には
通えないのも事実。

 

そういった場合、
サロンに行かない間に
何もしなければ
からだはケアの前に
戻ってしまいます。

 

それを防ぐためにも
セルフケアが重要。

 

そのための楽しく
学ぶ場所があったら
と思って立ち上げました。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

 

2024-02-25 19:31:00

言葉をないがしろにすると人間関係はうまくいかない

25322416_s.jpg

少し前に、
「言葉はコミュニケーションの道具」
という記事を書きましたが
過去記事はこちら
最近またこの話題になりました。

 

唐突ですが、ここで質問です。
例えば、自分の予定が詰まっている
時を想像してみてください。
そんな忙しい時に頼まれごとを
されたらどう答えますか?

 

こんな時、
「忙しいのにそんなこと頼まないで」と
怒りをぶつけてしまう人も
少なくないのではないでしょうか。

 

仕事、家事、その他諸々
ほとんどの人が忙しい日々を
送っている中で、急な頼まれごとを
すると「どうしてこんな時に」など
あまり良くない感情が沸きませんか。

 

そうやって些細なやり取りから
喧嘩になり、喧嘩になる事を
避けるために、頼らないで
自分で何とかするという行動に。

 

それを繰り返すことで
お互いの関係性がギクシャク
してしまうこともあると思います。

 

でも、自分が忙しい時に
頼まれごとをされれば誰もが
素直に受け入れることは
難しいのかもしれません。

 

かと言って、そんなやりとりが
続くこともストレスを感じる
要因になってしまいます。

 

じゃあどうすればいいのか。
ここからは、私が実践している
ことをご紹介します。

 

私には高齢の両親が健在で
思いついたように頼み事を
してくることがよくありました。

 

私は自営で仕事をしているので
サラリーマンの方達より
少しばかり不規則な日常です。

 

少し前のやり取りで
父:散髪に行きたい
私:急に言わないで前もって言って
父:無言…

 

こう答えてしまった私は
「これじゃあ頼みにくくなる」
と感じてちょっと反省しました。

 

それからしばらくして
全く同じ状況になり、
その時に私が試してみたことです。

 


父:散髪に行きたい
私:今日は仕事の予定が詰まってて
私:もう少し待てる?
父:5日くらいなら待てる
私:じゃあ、この日に行こうね

 

といった感じです。
この後どうなったと思います?

 

父は、散髪に行きたい時は
「何日待てるから予定を入れて」と
思いついた時に頼むのは
変わらなくても、
自分でこの日までは待てると
示してくれるようになりました。

 

こうして、感情に惑わされず
少しだけ言葉を増やすだけで
何の意味もない不毛なやり取りで
関係をこじらせることは
避けられました。

 

忙しい時ほど、
一旦冷静になって
言葉がけに注意することで
嫌な感じになる事は
避けられるのです。

 

いちいち説明するのは
面倒くさいと感じている人は
いちどその面倒くさいことに
取り組むことで何度も
その不毛なやり取りをしなくて
すむようになる可能性があります。

 

特に家族とのやり取りは
こういった些細なやり取りで
ストレスが蓄積されてしまいます。

 

毎日顔を合わせる家族に
言葉を尽くすことを
意識してみてください。

 

家庭が安心できる場所に
なるはずです。

1 2