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家族が笑顔でいられるコミュニケーション術
おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。
今日は、家族のお話し。
昨日、とても嬉しいことが
あったんです。
私の父は、8年前に脳梗塞を
患い、左の脳にダメージを
受けました。
その後遺症で、言語障害が
あります。
名詞が出てこなかったり
読み書きができなかったり
それなりに不便な症状です。
退院して1年程は
言葉や読み書きはほとんど
出来ない状態でした。
その間は、リハビリに通い
必死で取り戻そうと
していたと思います。
しかし、大きな変化はなく
ほんの少し改善したくらいで
これ以上リハビリを続けても
改善は難しいということで
リハビリが終了しました。
そんな父が、昨日の診察で
主治医から
「言葉が出るようになった」
「同じ事象の人の希望だ」と
褒められていました。
父も嬉しそうでしたが
そんな父を見ている
私もめっちゃ嬉しかったです。
8年間で、そんな嬉しい結果に
なったのは、父の少しでも
良くなりたいという気持ちと
ちょっとしたコツ。
言語障害の後遺症がある
父とのやり取りには
ちょっとしたコツが
いるのです。
父は、名詞が思い出せない
ので、やり取りに時間が
かかり、言葉が出るのを
待つことが必要です。
その待っている時間が
もどかしく、複雑な感情が
沸いてきます。
その感情に囚われるのか
否かは自分で選択できるのです。
私たち家族は、そんな父との
やり取りをゲーム感覚で
やっています。
これが「コツ」なのです。
とは言っても難しいですよね。
特に、高齢の両親の場合
サポートする家族も
それなりの年齢ですから
親とゲーム感覚で対話を
するのは準備が必要かも。
私の場合、両親を親という
役割を外し、ひとりの人間
として見ることを意識しています。
これは、病気を発症してから
意識したのではありません。
日ごろから、それを意識
しています。
自分の親だと思うと
自分の両親には
こうあって欲しいと無意識に
理想と比較して、出来ない
ことが増えていく両親が
もどかしく、悲しい気持ちに
なってしまうのです。
ひとりの人間として見ると
後遺症で出来ないことが
増えた両親を受け入れ
やすくなります。
病気などの後遺症だけではなく
高齢になればできないことも
増えて、理想の両親との
ギャップに混乱するものです。
そんな場合も、
親という立場を外し
いち個人として意識すると
案外色々なことが受け入れ
やすくなりものです。
この考え方で高齢の両親と
関わることで、大変なことも
面白がることができて
ストレスの軽減になります。
この考え方は、今すぐ
できることではないので
いざという時のために
日ごろから意識しておく
ことが大切です。
ちょっと難しいかも
しれませんが、両親を
名前で呼ぶのも効果的です。
一度試してみては
いかがでしょうか。
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