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感情は厄介だけどとても大切なもの
感情とはとても厄介で扱いにくいものだけど
生きていく源になるとでも大切なもの。
悩んだり、落ち込んだり、喜んだり、
上がったり、下がったり波があって
それに振り回される事もしばしば。
心理学を学び始めたころに
先生に「悩みをなくすにはどうしたらいいですか?」
と聞いたことがあります。
先生の答えは、「学ぶこと」でした。
その時の私は、
悩みをすぐさまなかったことにしたいと思っていたので
「学ぶ…?」って感じでした。
先生のおっしゃっていた、
悩みをなくす=学ぶということを実感したのは数年後でした。
厳密にいうと、悩みをなくすことはできないけど
悩みを早い段階で考えるに移行することに気づいたんですけどね。
悩みは、感情がもとになっているので
どうあがいてもなくなる事はありません。
感情がなくなってしまうと、
生きるたための源すら無くなってしまうことですから。
ただ、無くすことはできなくても
悩む時間は自分でコントロールすることが出来るのです。
ということは、
悩むは感情なので、感情をコントロールすることなんです。
そのために、
心理だったり、脳のしくみを学ぶことで
コントロールの方法を知ることが
悩みむ時間を短くして
問題の解決につながるのです。
特に、仕事をする時にはネガティブな感情が邪魔をします。
ネガティブな感情に囚われてしまうと、
本来の目的を見失ってしまいます、
感情を脇に置いて、
何のために今何をすることがベストなのかを考え行動を
をする方が、本来の目的を達成する近道だと思います。
悩みを人に聞いてもらうことも一つの方法で、
とても大事なことで、人に聞いてもらって自分の頭を整理して
感情を我慢で抑制するのではなく、少し脇に置いて
本来の目的に目を向けましょう。
そのために、学ぶということも選択肢の一つです。
自分が変われば相手が変わる?
先日トレーニングに通っている生徒さんお二人から嬉しい報告が。
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Aさん:
職場で私にきつくあたる人となんだかうまく話せたんです。
今回は、職場で長期休暇をとる人がいることもあって
仕事内容の話をしないといけなくなって、
事実を意識して話してみたら、相手が今までと違う態度でびっくりしました。
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Bさん:
先生聞いてください。
今まで私に嫌な態度を取っていた人が急に態度が変わったんです。
急に私に意見を求めてきたりして、もうびっくりです。
今職場の雰囲気がいいんですよね。
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このお二人に何が起きたんでしょう。
Aさんに、
「どうしてうまく話せたんだと思う?」
と質問したところ
「今まで、自分自身に苦手意識があって話すときに構えてしまって、
怒っているような態度だったんだと思います。今回は感情的にではなく
事実に目を向けて話したからなのかな?」
とおっしゃっていました。
そうなんです!
今までこのお二人は相手にベクトルを向けて
なんでこんな態度なの?
相手が変わってくれたら。
と思っていたんだと思います。
でも、トレーニングで自分を見つめ、
理性的に相手に接することが出来るようになったら
勝手に相手が変わってくれたんです。
ここが一番大事で、
相手に変化を求めても相手が変わるのはほぼ不可能です。
自分が変化をすると、
今まで関係性が悪かった相手が、自然と態度が好意的に変わったりします。
なぜそうなるのか。
今までのお二人のやりとりはお互いに不快感を残す状態で、
お互いがマイナスの行動をとっている状態です。
マイナスの行動の先には不快感しか生まれません。
その不快感をどうにかしようと
さらに相手を責めたり、怒りをぶつけるなどの
マイナスの行動をしてしまいがちです。
このお二人は、
自分のくせを知り、相手に要求するのではなく
自分自身で今どういう状況なのかを考え「マイナスの行動」を
ごく自然に「プラスの行動」に切り替えていたんだと思います。
その反応として相手が「プラスの行動」になったんではないかと思います。
そうなんです。
相手に変わってほしいと願う時には
自分の行動を変えると自然と相手の行動が変わっていくってことです。
変わってほしいと願う人がいる人は
まずは自分に目を向けてみてはいかがでしょう。
言葉に頼らない伝え方
先日、お隣の町で開催されている
箕輪町を多文化共生の町に~国や言語をこえての助け合い~
というイベントに参加してきました。
箕輪町はほかの地域と比べてもかなり多く、
外国人相談窓口にも日々たくさんの相談があるそうです。
今回は、「言葉って何?」というテーマで異文化コミュニケーションを考える内容で
二つのワークをグループで行いました。
ひとつは、子供のころに一回は遊んだことのある「福笑い」
ちょっと違ったのは指示側に一文字だけしか使えないという制限。
もうひとつは深刻な表情と笑顔の表情で話す内容は全く同じの動画をみて
どう思ったかをデスカッションするという内容でした。
普段私たちは「言葉」という道具を使ってコミュニケーションを取っていますが、
基本的には、生まれた国の言語を使うことの方が多いと思います。
特に田舎となるとほかの国の言語を使える人は多くはありません。
ひとつ目のワークの条件付き「福笑い」で私たちの使える一文字は「あ」。
顔のパーツを置く時には「あっ」「あ~あ」だのなかなか伝わらないもんだから
声は大きくなるわ、笑っちゃうわで大盛り上がり。
福笑いのできはともかく、相手の伝えたい事は何だろう?といつもよりは相手の
言葉を聴いていて、ここは合ってるのか間違っているのかくらいは
感じ取ることが出来ました。
福笑いの結果を見ても、出来栄えではなく伝えること、聴きとることに
意識が向いていました。
そして二つ目のワークは、
同じ意味なのに表情で受け止め方が変わってしまうんだと感じました。
まさに「メラビアンの法則」の検証に思える内容でした。
心理学でよく言われる「メラビアンの法則」とは、
“人と人がコミュニケーションを図る際、
「言語情報7%」「聴覚情報38%」「視覚情報55%」という割合で
影響を与えていることを示した心理学上の法則です。”
この法則の言わんとするところは、
言語自体の情報はたった7%で、
残りは目で見えるもの、耳で聞こえるものの情報が93%。
耳で聞こえるものに「言葉」が入ると思われる人もいると思いますが
ここでの耳からの情報は「音」だと思います。
例えば、大きい声、怒った口調など言語そのものではなく
声のトーンや大きさ、スピードや声色です。
まさに今回のイベントでは、
非言語コミュニケーションの重要さを実感しました。
これは、外国人に限らず人とコミュニケーションするときには
言語だけに頼るのではなく、表情や声色を意識することで
より伝わりやすくなるのではないでしょうか。
人はストロークを得るために生きている
人は何のために生きているのでしょう?
交流分析の提唱者、精神科医エリック・バーンは
「人は何のために生きているのだ。それはストロークを得るためだ」と言っています。
ストロークとは
「その人の価値や存在を認める行動や働きかけ」と定義されています。
簡単に言うと「言葉や態度でのふれあい」といえます。
ストロークは「肯定的ストローク」と「否定的ストローク」
に分かれていて、さらに細かく分類されますが、
ひとまずこの2つで進めていきます。
子どもの頃に受けたストロークは人格を形成するうえでも
とても重要で、肯定的ストロークをたくさん受けた子供は
こころの安定した大人になるはずで、
逆に、否定的ストロークを受けた子供は生きづらい大人になってしまいます。
また、子どもは肯定的ストロークが不足するとあえて怒られる行動をして
肯定的ストロークの代替えとして否定的ストロークでも受け取ろうとします。
ここで、
否定的ストロークで生きづらくなった人はもう間に合わない?
そんなことはありません!
幼少期に受けた否定的ストロークの蓄積は
何歳からでも肯定的ストロークを意識して行動することで
肯定的ストロークが蓄積され少しづつ変わってきます。
このことは我が家でも体験済みで、
「ありがとう」と一日10回を目標に毎日続けていたら、
普段ほとんど「ありがとう」という言葉を言ったことのない母が
1か月後には自ら「ありがとう」言うようになり
穏やかに過ごす日が多くなりました。
生きづらさを感じてる人は試しに何か一つ実行してみてはいかがでしょう。
肯定的ストロークで感じる気持ちと行動をあげておきます。
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気持ち
・安心
・心地いい
・満足感
行動
・抱きしめる
・なでる
・スキンシップ
・微笑む
・褒める
・励ます
・承認する
・傾聴する
・愛情表現
・あいさつ
・うなずく
など相手の存在や価値を認める言葉や働きかけ。
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褒めるって難しくないですか?
褒めるって難しくないですか?
なかには上手な人もいると思います。
褒められて素直に嬉しいと思う時と素直に喜べない時ってありませんか?
嬉しくない時と嬉しい時の違いは何だろう?
思い起こしてみると、嬉しくない時は褒められたことが私にとってどうでもいいことだったり
コンプレックスに感じていることなんです。
じゃあ、嬉しい時はというと、頑張ってやってきたことだったり意識して気を付けていることなんです。
それって、褒めてもらえてというよりは、自分がやってきたことを認めてもらえたと思うから嬉しいんです。
もちろん、こんな風に感じてしまうのは私の勝手なので、
今は、私のことを褒めてくれた行為に対してはありがとうと感謝の気持ちを伝えています。
もちろん褒めてもらうことに素直に喜びを感じる人もいると思います。
つまり世の中には褒めてもらうことに喜びを感じる人と、
認めてもらえることに喜びを感じる人がいるんじゃないかと思うんです。
この違いは育ってきた環境だったり、子供のころからかけられた言葉が大きく影響していて、
どちらが正しいということではなく人それぞれ受け止め方の違いなのです。
相手がどんな言葉を望んでいるのか、どんな言葉で喜んでくれるのかを
考えてみると言葉をかける方もかけられた方も気持ちがいいはず。
あなたの身近にいる人はどちらのタイプ?
褒める行為はプラスの行動なので、
褒める側も、受け止める側にもプラスにならないともったいないです。
まずは相手がどういうタイプなのかを知ることから始めてみてはどうでしょう。
また、褒められ慣れてない人は素直に受け止めることに意識を向けてみてはいかがでしょう。
意識しているうちに褒め言葉に慣れて
褒めることが自然とできるようになりますよ。
せっかくのプラスの行為を効果半減にしないように意識してみてはいかがでしょうか。