ブログ
「性格は変えられる?」
答えはNoです。
人の価値観や考え方は3歳くらいで土台ができて
10歳くらいまでには確定すると言われています。
なので、性格の根幹の価値観や感情の部分は
10歳くらいで確定してそこを変えるのは難しいのです。
性格を変えることが出来ないなら、
このまま生きずらい人生を歩まないとなの?
会社にいるあの人とはいい関係は築けないの?
と落胆する人もいるでしょう。
ご心配なく!
性格(本質)を変えるのではなく、
変えることが出来る理性の部分をトレーニングすることで
性格自体は変わらなくても相手に与える印象や人との付き合い方は変えられるのです。
まずは、「今、私悲しいんだ」「今、私嬉しいんだ」など感情を
ジャッジすることなくそのまま受け止め
次に相手と自分双方がいい状態にするにはどうするのか考え、理性的に行動に移すことで
今までは感情に振り回されてたのが少しづつ落ち着いてきます。
しかし、
自分の感情を受け止めるには自分自身をよく知らないとなかなかうまくいきません。
どんな時にどんな感情が生まれるのか、
何に対してどんな感情を抱くのかを日々意識しながら
過ごしてみるだけで、思いもよらない自分が発見できます。
私のトレーニング教室でも「日々の感情を書き出す」課題を出していますが、
「こんな感情が多いんだ」「こんな風に思うことがあるんだ」
とあらためて気づくことがあるとおっしゃいます。
自分の感情と向き合う時間を作ってみてください。
思いがけない発見ができるかもしれません。
人間関係には相手を想像することが大事
皆さん、お子さんに30点の答案用紙を見せられた時どうします?
怒る?叱る?嘆く?
少なからず褒めることはないですよね?
もちろん、テストが点数だけみると穏やかではいられないですよね。
お子さんの将来を思うと心配でで、勉強をしてほしいと思うのが親心です。
でも、その前に想像してみてください
お子さんが自ら答案用紙を差し出したならどうでしょう、
そのお子さんは「きっと怒られる」「こんな点数恥ずかしい」など
出来ることなら知られたくないだろうし、隠したいでしょう。
凄く勇気を振り絞って親御さんに渡したはずです。
怒ったり、叱る前にそこは「勇気を出して見せてくれたんだ」と認め、そこを労ってから
𠮟るなり、アドバイスしてみる。
このことは、大人の世界でもおおいに言えることで、相手が今何を思い行動として現れているのかを
想像することがコミュニケーションの第一歩です。
どうしてこんな言葉を使うのか、どうしてあんな態度をとってしまうのか
相手がそうすることしかできない環境、状況を想像すると、
なるほど、仕方がないかもと少しだけ受けるダメージが減ると思います。
これは相手を褒める時も同じで、どんなことを褒めると喜ぶのだろう、褒めてほしいと思っていることは何だろう
と普段から相手を想像しておくのもいいでしょう。
コミュニケーションがうまくいかない時は思い出してみてください。