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「喧嘩するほど仲がいい」は幻想!?
夫婦、親子、兄弟、同僚、友人。
生きていくうえで、どんな人でも一度くらいは「喧嘩」の経験があるはず。
「喧嘩」の後ってどうなります?
多くの人は、その時の怒りやわだかまりを何日も引きずってしまい、
不穏な空気が何日も続くことも少なくないと思います。
これは私の経験ですが、
「喧嘩」をしたところで、問題の解決にはならないことがほとんど。
喧嘩した後は仲を修復するのもひと苦労。
根本の問題は後回しで、
不快感がず~~と続いて仕事でもその不快感を引きずり、
無意識に関係ない同僚に八つ当たりなんてことも。
「喧嘩するほど仲がいい」のは上手に修復が出来ているからこそ言えることで、
多くの人は火種を残してその時は無理に収めて、
またその火種が燃え上がるように同じようなことで喧嘩になってしまいます。
では、
そもそも喧嘩はなぜ起きるのでしょう?
ちょっと考えてみてください。
そう、
相手にわかってもらいたい、気づいてほしいなどの欲求が叶わない時や、
違う意見を持った同士が感情的にぶつけ合う、こんなところでしょうか。
相手に敬意を持って意見交換を理性的に行う→「議論」
相手に否定的な感情で意見をぶつけ合う→「喧嘩」
なんじゃないかと思うんです。
しかも、今までの協調性や調和を重視した教育から想像すると、
日本人は「議論」を交わすことは苦手なんだと思います。
というわけで、
「喧嘩するほど仲がいい」説には反対です😂
心理学では喧嘩は子供の自分がすることで、落ち着いて議論を交わすのが大人。
しかも、
人間には防衛本能が備わっていて、「嫌だな」「怖いな」と感じたことのある言葉や態度には
物理的に体が反応して、心拍数が上がったり、体温が上昇します。
俗にいう「カッとする」「カチンときた」です。
その反応を脳が認識してさらに「怒り」の感情を増幅させます。
第2段階で、沸いた感情を「相手にわからせたい」「負けたくない」など
の感情が足されて、行動を起こす(相手に言葉や態度でぶつける)んです。
もうこのループにはまったらコントロール不能😅
ループにはまらないようにするには、
「カッと」したら深呼吸をして体の反応が落ち着くのを待つ。
これが、アンガーマネジメントでも提唱している「6秒ルール」。
6秒で反応が収まると言われていますが、6秒にこだわらず自分の体と対話しながらゆっくり呼吸をして
落ち着くまで待つと、案外冷静に話ができたりします。
カチンと来たら思い出してみてください。