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受け取り方が変わると、職場の空気も変わる
おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。
私たち人間にとって、感情は
なくてはならないものです。
でもその感情をうまく扱えないと、
他者とのコミュニケーションに
すれ違いが生まれてしまいます。
特に職場では、この「感情」が
邪魔になることも多くあります。
たとえば、誰かの言葉や態度に
傷ついたとき、その出来事
そのものよりも、自分の
“今の心の状態”が影響していた、
という経験はないでしょうか?
人は、何かを見聞きしたとき、
それを「そのまま」受け取って
いるように思っていても、
実は無意識に“感情”という
フィルターを通して受け取っています。
たとえば、自分が落ち込んでいる
ときは、普段なら気にも留めない
一言に深く傷ついたり、相手の
表情に過敏に反応してしまうこと
もあります。
逆に、自分がご機嫌な時には、
同じ言葉でもさらりと受け流せ
たりしますよね。
つまり、同じ出来事でも、自分の
感情のあり方次第で、まったく
違った受け止め方になるのです。
だからこそ大切なのは、
「今、目の前で起きていること」と
「自分のご機嫌」を切り離して
考えることです。
しかもこの“感情のフィルター”は
人によって異なります。
性格や価値観、育ってきた環境など
さまざまな要素によって形成される
ものだからです。
職場という場所は、性格も価値観も
さらには、年代も異なる人たちが
集まるところ。そんな中で
「自分だったらこう思う」
「こうするべきだ」
といった価値観だけで相手の言動を
受け取ってしまうと、誤解や
すれ違いが生まれてしまいます。
相手の言葉や態度を、
感情的なフィルターを通して捉えて
しまえば、相手にそのつもりが
なくても、自分が勝手に傷ついて
しまうこともあります。
だからこそ、「相手と自分は違う」
という視点を持つことがとても
大事です。それだけでも、
コミュニケーションの質は少し
ずつ変わってきます。
ここまで読むと、
「感情は邪魔なもの」と感じた方
もいるかもしれません。
でも、感情は決して悪者ではありません。
私たちは、感情があるからこそ
人間らしく生きることができます。
そして仕事においても、感情は
大切なエネルギーの源です。
その時感じたことは、
自分の心の声。
だからこそ、湧き上がった感情を
むやみに否定する必要はありません。
ただし、大切なのは
「その感情に振り回されない」
ことです。
自分の心の声(=感情)を
大切にしながら、
「相手は自分とは違う存在」
と意識を向けてみましょう。
そのまま感情をぶつけるのではなく
ひと呼吸おいて「事実」に目を
向けてみる。
それだけで、気持ちの受け止め方が
変わり、相手との対話もしやすく
なります。
職場での人間関係に悩んだときは、
ぜひ自分にこう問いかけてみてください。
「私、今、感情のフィルターかかってない?」
もしかすると、これまで見えな
かった相手の思いや背景に、
ふと気づけるかもしれません。
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