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代々受け継がれている「鎖」とは
唐突ですが、皆さんは
親から呪文のように
繰り返し言われている
「言葉」がありませんか。
例えば
「ちゃんとしなさい」
「人には優しくしなさい」
「我慢しなさい」などなど。
私の場合、幼少期から
言われ続けているのは
「負けるな」です。
数年前まで、この言葉に
無意識に縛られていました。
この言葉が無意識にあるため
他の誰かと比べ、自分は
「負けてるかも」と不安に
なり、自分を大きく見せる
ような態度に悩むことも。
しかし、その言葉を
投げかけている親も
その親から投げかけられて
無意識にその言葉に
影響されているのです。
この代々親から子どもへ
受け継がれている態度を
心理学では「人生脚本」
と言われています。
私たちは、無意識のうちに
親の教えを守ろうとします。
これは、先祖代々縛られる
「鎖」のようなものです。
無意識の中にある
その「鎖」のために
生きづらさを感じ思い悩む
人も少なくありません。
その鎖を断ち切れるのは
自分自身にしかできません。
ただ、人生脚本の中でも
生きるためにとても大切な
先人たちの知恵も含まれて
いるので、何を大切に
受け継いでいくかは、自身で
みつけることが必要です。
そうなんです、自分の
無意識の中に備わっている
様々な要素を表に出し
整理することが大切です。
その過程で、自分を
苦しめている「鎖」は
断ち切り、大切にする
「鎖」は残しておく。
人生脚本は、自分自身の手で
最良のものに書き換えて
次の世代に渡して、また
子ども達が自分自身で
最良なものに書き換えていく。
本来、次の世代に
受け継ぐのは、人生脚本を
どうやって書き換えるか
ということなのだと思います。
さて、皆さんは
無意識に口にしている
「口ぐせ」はありませんか?
その口ぐせが人生脚本を
書き換えるきっかけに
なるかもしれません。