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違いを知ることが、職場をやわらかくする
おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。
ここ数年、教育の現場では
キャリア教育や探求学習が
盛んにおこなわれているおかげで
子ども達が、自ら考えたり
意義ややりがいを求める傾向が
強くなっています。
ただ、意義ややりがいを
見出せる仕事とそうではない
仕事が存在します。
例えば、サービス業などは
お客様が見える職業なので
お客様に喜んでいただく
というわかりやすい目的が
あるので、意義ややりがいを
見出しやすい職業です。
一方で、製造業のほとんどが
大まかにどんな製品に
使われているのかは知ること
が出来ても、実際には目に
見えないところに使われて
いて、実際に目にすることは
少ないものです。
そんな実際に使われている
様子がわからなければ
目の前にある製品に対しても
「何のために」という
意義ややりがいに繋がる
体験はそう多くはないものです。
ただ、教育で「意義ややりがいを
見つけなさい」と言われ続け
それをみつける訓練を重ねて
きた子ども達が、意義ややりがい
を見つけにくい職業について
しまえば、今までとは全く違う
ことに困惑してしまいます。
一方で、そういった意義や
やりがいよりも効率や品質を
重視しながら長年勤務された方
にとっては、面倒に感じて
今う人も多いのではないでしょうか。
場合によっては、効率や
品質を向上させるという
目標があれば、意義ややりがい
を持つことができるように
なるかもしれませんが。
そんな価値観の違う人たちが
会社という場所で顔を
合わせてしまえばトラブルが
起きても不思議ではありません。
そういったトラブルが
双方のストレスになり
離職の要因のひとつになって
いると思われます。
そんなトラブルを軽減するには
まずは、双方の歩んできた
状況を知る機会が必要で
さらに、その時にどんな気持ちで
歩んできたのかが大切です。
長野県でもキャリア教育で
地域の企業が学校へ出向いたり
学生と協同のイベントを開催
しています。
学校でも地域の大人と関わる
授業も増えていますが
まだ知らない企業もあるし
カリキュラム内でのことなので
日数や関わる企業の数に限りが
あります。
学生たちが自ら大人たちと
関わる機会を作ることは
立場的にも難しいもの。
だとしたら、私たち大人が
積極的に情報を集め、子ども達
に関わる機会を増やすことが
大切になります。
特に、現場で働く若い世代や
中堅の世代の方々が学生達と
交流し、互いを理解し合える
ような機会を増やすことを
考えていかなければなりません。
とても難しいことかも
しれませんが、大人の私たち
ができることから始めて
みませんか。
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