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2025-11-03 18:17:00

若手が育たないのは誰のせいでもない

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おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。

 

叱れない、でも放っておく
わけにもいかない。

そんな葛藤の中で、日々悩み
ながら若手と向き合っている
管理職の方も多いのでは
ないでしょうか。

 

今の時代、
「ハラスメントにならない
ように」と気を遣いながら
人を指導するのは、当たり前に
なりました。

 


注意しただけでも「パワハラ」
と言われることがあり、どこまで
踏み込めばいいのか分からず
悩む場面も少なくありません。

 

一方で、若い世代は
「叱られる」経験が極端に
少ない環境で育ってきました。

親や先生が寄り添いを重視し
失敗の前に助けてもらうこと
が当たり前。

 

そんな彼らが社会に出ると、
厳しい言葉を受け止めきれず
心が折れてしまうこともあります。

 

先日、高校で授業をした際
生徒たちの“聴く力”の弱まり
を感じました。

コンプライアンスへの配慮が
進むほど、大人も強く言え
なくなり、結果として「聴く」
「受け止める」力が育ちにくく
なっているように感じます。

 

こうした背景をもつ若者に
「最近の子は打たれ弱い」と
言っても解決しません。

大切なのは、彼らの時代背景を
理解し、今の感性に合った
“伝え方”を探すことでは
ないでしょうか。



怒るのではなく、伝える。
押しつけるのではなく
寄り添いながら導く。

それが、これからのリーダーに
求められる姿勢なのかも
しれません。

 

部下を思うあまり
言葉を選びすぎて疲れて
しまうこともあるでしょう。

けれど、誰かを育てたいと
思うその気持ちこそ
すでに大切な一歩です。

 


ひとりで抱え込まず
同じように悩む仲間と話し
知恵を分かち合うことで
きっと新しい気づきが
生まれます。

 

 

人を育てることは簡単では
ありません。

けれど、関わろうとする
その姿勢の中にこそ、未来を
育てる希望があるのだと思います。

 

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