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感情のコントロールをする前に
「感情のコントロール」は多くの方がご存じの通りとっても難しい作業です。
感情のコントロールを我慢すること、否定することと捉えている人もいるかもしれません。
例えば、
怒りっぽい人が感情をコントロールしようと、
「怒っちゃダメ」と言い聞かせて、怒らないように我慢する。
一時的には、我慢することで怒りの感情を抑制することができるかもしれませんが
我慢することでストレスが溜まり、限界を超えると大爆発して大ごとになってしまいます。
我慢をする、感情そのものを否定するやり方にはどうしても限界があります。
そこで、コントロールしようと思う前にやらなければならないことがあるんです。
それは、
自分の感情を理解することなんです。
ここが意外と難しくて、どうしても怒りや妬みなどのマイナスの感情は
いいものではないので、無意識に悪いことと判断してしまい
視点が「ダメだ」に向いてそれを何とかしようとしてしまうのです。
そもそも感情は脳の反応なので反応したものを消し去ったり
なかったことにはできないのです。
感情は、喜怒哀楽で表現されますがもっともっと複雑で難解なものなんです。
感情は無意識に反応として出るものなので、毎日何かしら行動することで反応として湧き上がってきます。
日記をつけるように、今どんな感情なのか自分に問いかけメモすることで日々どんな感情が動いているのか
どんなことにどう反応しているかがわかるようになります。
プラスの感情は基本的に害があるものではないので、素直に受けとめることもそう難しくはないですが
マイナスの感情はなかなか向き合うのが難しいはずです。
まずはマイナスの感情に焦点を当てて、書き出してみてください。
マイナスの感情の例として
怒り、イラつく、屈辱、恐れ、不安、焦り、軽蔑、無力感(やる気なさ)、動揺、後悔、恥ずかしい、悲しい
切ない、情けない、罪悪感、敵意などがあります。
ごく一部ですが参考に。
感情のコントロールをする前に、自分はどんな反応(感情)なのかをありのまま理解することを
意識してみてください。
実は、この作業が感情のコントロールに大きく影響するので、
意識することで案外コントロールに繋がったというケースも多々あります。
感情に振り回されて疲れてしまう人は是非試してみてください。