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主観って難しい
「主観と客観」
この言葉はよく聞く言葉です。
主観的思考だとか客観的思考だとか。
メンタルトレーニングでもここは重要だと思っています。
人と話す時でも自分の主観で物事をとらえていると
会話が成り立たなかったり、最悪は対立してしまうことに。
客観的に物事を捉えることが悩むことからの解放だったり
ストレスの軽減にもつながります。
ただ、主観と簡単に言っても
客観的との区別が難しいところです。
主観を辞書で調べてみると
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対象について認識・行為・評価などを行う意識のはたらき,またそのはたらきをなす者。
通例,個別的な心理学的自我と同一視されるが,
カントの認識論では個別的内容を超えた超個人的な形式としての主観(超越論的主観)を考え,
これが客観的認識を可能にするとする。主体
自分ひとりだけの考え。
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と出てきます。
ん~~難しいですね。
これを相手とのやり取りとして私なりに解釈すると
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話の内容や事柄について、認識や評価など自分だけの世界の中で判断したり
評価すること。
自分ひとりの考え、または思い込み。
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人は何かしらから情報を得て、自分の考えのベースを作ってるだと思うんです。
私もそうです。
その道に詳しい人、書籍、学び、はたまたネットでも調べたりします。
ただ、自分の都合のいいように変換して記憶することもあって
思い込みにつながる危険性もあります。
だからこそ、いつも自分に問いかけたり、相手の話をよく聞いて
わからないことや疑問に思うことはその都度調べたりしています。
ただし主観がすべて悪いのではなく、
信念や想いはその人の大切な主観とも言えます。
自分の考えを持つことはとても大切で、
その考えを非現実的な幻想にならないようにするのが
「客観性」なのです。
主観と客観を交互に行ったり来たりすることで
主観を幻想ではない信念や想いになるのではないでしょうか。
仕事では特に、「思い込みではないか」「主観的な対応ではないか」と
自問しています。
そして主観的にならないもう一つの方法は
仲のいい友達だけではなく、
様々な職業や、立場の人と多く出会い話を聴くことです。
色々な人と対話することで思い込みを「主観力」が身につきます。
私の心理学の恩師はことあるごとに
「立場や職業、年齢の異なる人とたくさん出会って、たくさんお話ししましょう
それがカウンセリングを身につける近道です」
とおっしゃっていました。
今、この仕事をしていて一番気を付けていることが「たくさんの人と出会いお話をする」ことです。
悩みやすい人
考えがすぐに混乱する人
相手の気持ちがわからないと感じる人
↑と感じる人は、近いうちに話したことのない人との会話にチャレンジしてみては。
今日は長くなってしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
どなたかの参考になれば嬉しいです。