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性格を変えるのではなく習慣を変えていく
先日の教室での出来事でとても嬉しいことがあったのでご紹介します。
もちろん生徒さんには快諾してくれました。
その日、会場に向かう私に、ピコンとLINEの通知が。
そこには、まさにこれからの教室を受講される生徒さんからでした。
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生徒さん:慌てて出てきたら、バックを忘れてしまって
その中にお財布も入っていて今日の受講料
次回まとめて支払いでもいいですか?
私: もちろん、いいですよ。
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一見ごくごくよくある話。
でも、実はこれってこの生徒さんにとっては大きな進歩だったんです。
なぜかというと、
この生徒さんは、人から否定されることを極度に恐れ
自分がダメなところを見せないように、ばれないように
一生懸命「策」を練る方だったんです。
そのためには簡単に嘘をついてしまったり、
それらしい言い訳をも用意するのが常だったそうです。
そういった「策」を使う方が自分のミスを正直に話すのはなかなか難しいんです。
でも、本人も無自覚で気が付いたらLINEしていたそうです。
この話は、休憩中の雑談で、「ん?」って何かに気が付いたように
もしかして~と
「今までの自分だったら、こんなミス恥ずかしいし、相手から
馬鹿にされたり、怒られたりするのが嫌で具合が悪くなったとか
適当な嘘をついて、キャンセルしていたはず。
でも、そんなことも考えないまま自然と携帯を手に取り文字を打ってた。」
と話してくれました。
このことは、とっても大切な経験で、
今までは、相手に確認すらせず、勝手に悪い方の想像をして
またまた勝手に相手が嫌な態度を取るであろうと思い込み
自分も嫌な思いするじゃんと、悪い結果のストーリーを作り
あたかもそれを現実と思ってしまう。
その悪いゴールを避けるために、言い訳や嘘を日常的に使っていたので、
嘘がばれた時には、周囲の人から不信感を抱かれるので、また信用してもらうために
ダメな自分を否定する。
だからこそ、相手との関係で思い悩むことが多かったのだと思います。
今は、少しづつ相手に聞けるようになって、
相手の穏やかな顔が見れたりしていて、自分も感情に振り回される
時間が短くなったそうです。
トレーナーとしての私は、こんなに嬉しい報告はありません。
もちろん生徒さんが意識をして感情的な言動を思いとどまったり
考えながら言葉を発してたりと、
ここ3か月課題に真摯に取り組んだ結果です。
習慣を見直すことで性格はそのままでも捉え方や観察する余裕が生まれた結果、
自分で勝手に妄想した悪いストーリにのっからずに、
無意識でいつもと違う行動になったと言えます。
すべてが出来るようになったわけではありませんが、
この一つの変化を生徒さんも喜んでいました。
そして、「新しい自分を発見できて面白くなってきた。」
とおっしゃっていました。
些細なことですが、生徒さんにとってはとてもおおきな出来事だったと思います。
新年なって初の教室dayだったので、本当に嬉しく
幸先のいいスタートになりました。
こういうことに立ち会えるのでこの仕事はやめられません。
生きづらさを感じてる人の参考になれば嬉しいです。