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こころの病気について(医療機関の予約がすぐに取れない)
ここ数年、こころの病気を発症する人が増え続けていて、
メンタルクリニックへの予約もすぐにはできない状況が何年も続いています
下記の厚生労働省のデータにもあるように、患者数は増加の傾向にあります。
※気分障害にうつ病が含まれ、神経症性障害にはパニック障害などが含まれています。
このデータだと、コロナ過になってからのデータは含まれてませんが、
コロナの影響としては、かなりあるのだと感じています。
また、今の経済状況を見ると物価の高騰、公共料金の値上げ、
など家計にかなりの負担になっているのは想像できると思います。
仕事でも、ストレスを感じない日は無いでしょうし、
経済への漠然とした不安と仕事でのストレスが重なって
今まで何とか心の状態を保ってた人、介護を余儀なくされた家族
不安を感じやすい人などは限界なのだと思います。
そういった心の不調を感じた人が、いざ医療機関に予約を入れようと思っても
2か月、遅ければ3か月先でないと予約が取れない状況です。
限界を感じたときにアクションを起こすので、
すぐに医療機関への予約が取れないと症状が悪化する危険性もあるし、
勇気を出して予約の電話をした人は不安や絶望感に似た感情になるのではないでしょうか。
この状況は数年前からほぼ同じ状況で、
経済状況に光が見えなければこの状況は悪化するばかりだと思っています。
このような状況にあるのだということを多くの人に知ってもらいたいと思っています。
ともすると、心の問題は「人の弱さ」だと思われがちですが
どんな人でもこころの病気を発症する可能性を持っているんです。
そこで、
私もそうですが、この地域でも民間資格でメンタルヘルスを学んだ方もたくさんいらっしゃいます。
また、からだのメンテナンスをするセラピストの方もたくさんいらっしゃいます。
もちろん、民間資格での治療行為はできません。
ただ、もっと前の段階で考えると私たちにもできることはあるのだと思っています。
例えば、予防だったり、ある程度治療を終えて社会復帰されてるケース、
医師の判断も何とも言えないレベルのグレーゾーンと呼ばれる範囲の人たち。
もちろん、専門知識のある医療機関との連携を図れたら言うことなしです。
特に民間で学んだ人たちは、自分自身がこころやからだの不調を体験をしている人が多いので、
経験があるからこそ、弱った人に寄り添う対応ができると思っています。
少しでも、安心で安全な世の中になる事を願います。