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2023-03-06 01:16:00

人生脚本という考え方

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カナダ出身の精神科医「エリック・バーン」が提唱する

交流分析(心理学)の中で人生脚本という考え方があります。

 

人生脚本とは

「人生早期に親の影響で発達し、現在も進行中のプログラムのことで

個人の最も重要な場面で、どう行動するかを指図するものである」

と言われています。

 

私なりに解釈すると

自分の両親も同じように両親から影響を受け

作り上げた脚本を持っていて、

言葉や態度で私たちに伝え、それをベースに

今度は自身の体験で失敗と成功を繰り返しながら

5~6歳までに自分の人生脚本を完成させ、

その人生脚本で色々な場面で行動を決めていくのだと思います。

 

私がこの考え方に出会ったとき、

両親のことを親という生き物ではなく

戦後の復興を担って懸命に生きてきたひとりの人

なんだということに気づきました。

そうしたら、今まで私に向けられていた

言葉や態度はその時代を生きてきた人ならば

必要な生きる術だったのだと。

その時まで、「親のせいでこうなってる」と思っていたことが

見方が変わり、私の生きている時代は親の世代が

懸命に作り上げてくれた豊かな時代で

少しだけ合わなかったんだと気づいたんです。

 

すると、両親との関係性がみるみる変化し

今はとてもいい関係になったと思っています。

 

 

そうやって、子供のころに作り上げた人生脚本は、

その都度書き換えていくことが必要になると思うんです。

 

5~6歳で完成させた人生脚本は

大人になったときに自分に合っているのか否かがわかってきます。

その時が脚本の手直しをする絶好のチャンスです。

 

しかし、この人生脚本は何かに記してあるわけでもないので

書き換えるにはそれなりの時間と労力が必要です。

 

大人からどんな言葉を聞いていたのか

自分がどんな口癖を使っているのか

何に対して怒りを感じるのか

など、自分にたくさん問いかけ、

自分がどんな人生脚本を持っていて

その中で書き換えるのはどこなのかを探し

日々コツコツとトレーニングを重ねるという

なかなか手間のかかる作業です。

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また、次の世代に

脚本を書き換える経験も含めて、

「ベースは伝えるけど後は自分でその都度書き換えて」と

渡して、その後子供たちが人生脚本を書き換える時

アドバイスをするのではなく、

疲れた心を労い応援する気持ちで見守ることが大切だと思います。

 

あなたの人生脚本はどんな構成ですか?

いちど考えてみてはいかがでしょう。