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怒りの感情との上手な付き合い方とは
皆さん、「怒り」の感情で
トラブルになったり、
大失敗した経験はありませんか?
心理学の「怒り」の感情は
本物の感情という位置づけ
になります。
過去の記事でも触れてきた、本物の感情
「怒り」「不安」「悲しみ」「喜び」
この4つの感情の中で
いちばん気を付けないといけないのは
「怒り」の感情。
怒りの感情は、第2の感情ともいわれ
他の感情を素直に出せない時に
代替えの感情としても
頻繁に、しかも無意識的に
使ってしまう感情でもあります。
この怒りという感情は、
しつこいようですが「本物の感情」
なので、怒りを感じなくなる
ということは絶対にありません。
ここからはコミュニケーションの
お話になります。
人は誰しもが「承認欲求」があり、
本物の感情を認めてほしい、
わかってほしいと、
無意識に思っています。
例えば、
悲しいと思う出来事があったとします。
この時に、最初に感じる悲しいという
感情は第1の感情。
それを相手に承認を得たいと
思ったときに使うのが
第2の感情になります。
第1の感情(悲しい)を素直に
出せない人が、その本物の感情を
わかってもらうために様々な感情を
使う、これが第2の感情になります。
そもそも、この第2の感情は
代替えの感情なので、
本物の感情が承認されれば
使う必要のない感情なのです。
しかも、その第2の感情で便利で
使いやすいのが
「怒り」の感情なのです。
そして、戦略的にも
この感情は使われてしまいます。
怒りは、相手を委縮させ
ともすれば相手が反論すら
出来ないという状況を作り
自分が優位に立てたように
感じてしまいます。
戦略的にこの感情を使うのなら
自分の本物の感情の代替えとして
使う「第2の感情」でないことが
必須の条件です。
この状況を見極めるのは
心理学を学んでいても
なかなか難しくて別の方法を
考えることの方が安全です。
まとめると、
「怒り」の感情は、相手に重大な
ダメージを与えかねないものなので
どんな状況であっても
怒りの感情を相手にぶつけるのは
いいことはないということです。
怒りの感情は人間にとって
必要な大事な感情ですが
危険性を孕んだ感情なので
注意が必要です。