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他者の合理性の理解~理解したい気持ちが大切~
昨日、
「なから伊那暮らしセミナー」に
参加してきました。
ワークショップと講話で構成された
とても有意義な時間でした。
その講話の中て
「他者の合理性の理解」というワード。
難しい言葉ですよね。
簡単に説明すると、
人それぞれ生きてきた歴史と
背景があり、それによって
人それぞれ価値観や考えが培われ
今の言葉や行動があるということ。
昨日の講話でも仰っていましたが
人それぞれの価値観や考えがあり
自分と同じとは限りません。
講話の中で語られたやり取りが
とってもわかりやすかったので
ご紹介しますね。
とある施設でのやり取りで
今いる場所について
違う場所だと思い込んでいる
認知症の利用者さんとのやり取りで
利用者:ここは〇〇だよね
ヘルパー:ここは〇〇ではないよ
利用者:いやここは〇〇だ
このやりとりで利用者の方は
ご機嫌が悪くなり、暴れて
しまったようです。
その時にその施設長が
利用者:ここは〇〇だ~
施設長:ちょっとお散歩行こうか
施設長:ここの温泉暖かいね~
利用者:あったかいね
と全く関わりの無いことをしたら
暴れていた利用者さんは
落ち着いたそうです。
ヘルパーさんは思い込んでいる
場所をここは〇〇ではないと
教えているだけでで
何ら間違えたことを言っている
訳ではありませんが
この利用者さんは、〇〇という場所に
思い入れがあったり、その場所に
強い関心があるだけで、今の場所か
どうかはそれほど重要ではないと
言うことなんです。
施設長は、そこを察して
利用者さんの考えを正すのではなく
受け止めたうえでお散歩に行き
別の方向へ意識を向けるように
促したと言えます。
この場合は、認知症の高齢者ですが
このやりとりは、どの世代でも
起こりうる問題で、相手の行動や
言葉に「何でだろう」と疑問に
思うことも多々あるはずです。
その時、自分の価値観や考えに
照らし合わせて違いを正すのではなく
なぜそんな行動をとってしまうのか
なぜそんな言い方をしてしまうのか
相手の歴史や背景に思いを寄せ
100%理解が出来なくても
理解しようと思うことが大切です。
好き、嫌いという感情を一旦脇に置いて
相手を観察して、想像を巡らせることで
「こんな言い方も仕方ないか」
「こんな行動もわかるな」という
気持ちが芽生えてきます。
そうすることが、
どんな相手にも振り回されず
自分らしさも保ちながら
相手とうまく関係性を築くことに
繋がっていきます。
しかも、それを無意識的に
できるようになるので
たいして頑張らなくても
人との関係が良好になり
日々穏やかに暮らすことが出来ます。
私たち、色彩メンタルトレーナーは
自分も相手もOKという状況を作るため
相手を理解するために、観察力や想像力を
高め、足りないところを色彩という
道具を使って引き出すことを
重要視しています。
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ということで、
ここからはお知らせです。
人間関係を円滑にするための
「色彩メンタルトレーニング基礎講座」
の2期生の募集が始まりました。
この講座は、
自己認知と行動パターンに視点を向け
自分が今何を感じ、何に反応して
どんな行動パターンなのかを知り、
現在抱えている悩みや問題の解決を
探る講座となります。
講座の詳細
1回2時間 全3回
開講日程
2月24日(土) 13時~
月1回の開講を予定しています。
(2回目以降はその都度ご都合を伺い決定します)
場所
わいわいハウス(信州アルプス会)
宮田村
※場所が変更になりました
申し込みの際に詳細をお伝えします。
受講料
1回✖15,000円
その都度受講の際にお支払いいただきます。
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ご興味のある方は一度
お問い合わせください。
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お問い合わせ - 色彩メンタルトレーニング b.ぱれっと (bpalette-ina.com)