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「ネガティブ」と上手に付き合うコツ 2
ネガティブが心を防衛するためには必要なものというのは前の記事でお話しました。
過去記事はこちらから
人は生まれてからの体験を無意識の中に保管していきます。
もちろん、ポジティブもネガティブも同時に保管します。
その保管した記憶の中でも防衛になるネガティブはいち早く思い出す必要があります。
ネガティブな自分をどうにか変えたいと思う人も多いと思いますが、いち早く思い出す必要があるものなので
どうしても先にネガティブにたどり着いてしまうのです。
あなたのまわりにポジティブな人もいるでしょう、その人は決してポジティブな感情だけで生きているのではなく
最初にたどり着くネガティブな感情の処理が上手な人なんだと思います。
ネガティブとポジティブは混在していて、だだネガティブの処理がうまくいっているかの差なので
ネガティブな人がポジティブな人に切り替わるわけではないんです。
記憶された体験の中には古くて今の状態には合わないものもしっかり保管されているので
定期的に整理をする必要があるのです。
言葉だけだと伝わらないですよね。
では、鍵のついた宝箱をイメージしてみてください。
頭の中にはいくつもの宝箱があって、その一つ一つにはその時に体験した出来事や感じたことがしまわれています。
その宝箱を開けるには鍵が必要で、その鍵となるのが視覚や嗅覚でその時に見たもの、嗅いだ匂いでその宝箱を開けるのです。
皆さん、「あっ!この匂い懐かしい」と昔の情景を思いだしたことはありませんか?
普段は無意識の奥底にしまわれていて思い出さないことも、色や風景、匂いなどで思い出した経験があるのではないでしょうか。
その視覚や嗅覚を上手に使って宝箱を開け、その中身を今の自分に合うものだけ残してあとのものを整理します。
例えば、小学校の時に意地悪をされて嫌な思いをしたとします。
その時の出来事が宝箱に入っているとして、その時目にした色やにおいなどが鍵となります。
私が扱うのは色彩なので、色のイメージで宝箱を開ける感じです。
そして、中身を見て今の自分に照らし合わせて防衛としては役に立たなくなったものを捨て去るのです。
もちろんポジティブなものは残します。
そうやって、定期的に必要なものと必要なくなったものを整理することで必要以上にネガティブな感情に振り回されず
危険なものからは守られるといった具合になるのです。
色彩メンタルトレーニングはその作業を時間をかけてやっていきます。
ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。