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2023-04-03 00:20:00

今を大事に生きること

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突然ですが、

もし、明日死ぬことがわかったら

今日という日をどう過ごしますか?

 

私の友人は数年前に他界しました。

病気の宣告を受けてから3年も経たずに。

でも、友人はその3年の間に長年望んでいた

結婚をして、大好きだった沖縄の旅も果たしました。

命の期限を知ったとき、

不安だったでしょうし、怖かったと思います。

でも、自分が望むことに正直に

精一杯のことをしたり、してもらったりしながら

残りの人生を全うしたように思います。

 

そして、私の兄は26歳という若さで事故で他界しました。

兄は、今日で人生が終わることを知る由もなく

いつものように仕事に出かけていきました。

兄にも、やりたい事や、思い描く人生があったと思います。

 

後悔があるとかないとかは知ることはできませんが、

もし今の自分に同じことが起こったら

どうなんだろうとふと考えます。

 

多くの人が生きる期限がどのくらいなのかはわかりません。

そのせいか今日を大切に生きることを忘れて

日々起こる小さな幸せを見逃していることも

あるのではないでしょうか。

 

今日という日の積み重ねが未来を作ります。

遠い未来のことを憂うことより

目の前の今を大事にしなければ

いくら幸せな未来を望んでも

手に入れることはできないと思うんです。

 

先日、看とりをテーマにした

「かふぇみとりーと」に参加する機会があって

看とりって聞いて、

自分の近しい人の死を考えるものだと思って参加しました。

その時のワークで

「30年前の自分への手紙」を書きました。

私が書いたのは、兄に対する後悔でした。

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その後悔があるからこそ、

今の自分の仕事にもつながっているのだと思います。

 

そして、「看とり」を考えることは

今をどう生きるのかを考えることなんだと感じました。

 

身近な人を看取るという視点から自分の人生を振り返るのも

自分を知るいい機会なのかもしれません。