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人を育てる距離感
おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。
先日、ある方と話をしている中で
「子離れ」の話になりました。
子どもが大人になっても、
つい心配して口を出してしまう。
「このままで大丈夫だろうか」
「困らないようにしてあげたい」
親だからこそ、そんな気持ちに
なるのだと思います。
でも話を聞きながら、
ふと思いました。
これは親子だけの話では
ないのかもしれない、と。
部下や後輩、生徒など、
人を育てる立場になると、
私たちはつい
「なんとかしてあげたい」
と思います。
失敗しそうなら先に
教えたくなるし、
困っていれば答えを
渡したくなる。
私自身も以前は
「なんとかしてあげたい」
という気持ちを強く
持っていました。
そんな私の考えを変えたのが、
ある生徒さんでした。
数か月教室をお休みし、
このまま辞めてしまうのかなと
思っていたところ、突然
「また通いたい」と
連絡がありました。
久しぶりに会ったその方は、
一瞬その人だと気づかないほど
雰囲気が変わっていました。
私が何もしていなかった時間にも、
その人は自分で考え、
自分の力で歩いていた。
そのとき、
「私がなんとかしてあげたい」
という気持ちは、私自身の
自己満足でもあったのかも
しれないと気づきました。
私ができるのは、
道具を渡すことくらい。
その道具をいつ、どう使うかを
決めるのは本人です。
人を育てるときの距離感も、
同じなのかもしれません。
前から手を引っ張るのではなく、
少し距離を取って後ろから
ついていく。
手には、いざというときの
絆創膏を持って。
そして、思わず手を出したく
なったときには、自分に
問いかけてみる。
「私のこの行動は、誰のため?」
手を離すことは、見放すこ
とではありません。
相手が自分の力で歩く時間を
つくることも、人を育てる
大切な関わり方なのだと思います。
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