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答えは自分の中に!(ネガティブな感情を抱いたときの対処法)
日々生活をしていると、嫌だなぁ~と思うことや
何で?と思うことに直面することも多いと思います。
そんな時、相手や環境、はたまた会社などに
怒りや、不快感を感じてしまいます。
しかし、感情的に捉えてしまっても何の解決にもなりません。
かえって何が問題なのか建設的な解決策は何なのかが
見えなくなってしまいます。
ここで、大切なのは沸いた感情を否定するのではなく
今、怒ってるんだ、嫌だなと思ってるんだ、
など感情をきちんと承認することが重要です。
これは、第一の感情というもので、
ここを我慢したり、否定すると
自分を肯定することが難しくなります。
なぜなら、その感情も今まで自分で培ってきた
大切なものだからです。
もし、この感情で悩まされることがあったとしたら
もっと時間をかけて向き合う必要があります。
この話はまたの機会にするとして。
今回は、何かしら問題が起きたときの話に戻しましょう。
問題に直面した時に沸く感情→「第1の感情」です。
そして、次の段階で
沸いた感情を処理しようとさらに感情を動かしてしまいます。
例えば、
問題に対して、「怒り」の感情が沸いたとしたら
次はこの「怒り」の感情をどうにかしようと
相手に納得させたい、負けたくないと
いうような感情がさらに動きます。
これが、「第2の感情」です。
実は、この第2の感情が動いてしまうと
次は感情的な行動になり、不快な気持ちだけが残り、
問題の本質が見えなくなってしまいます。
この第2の感情が始動する前に、
第1の感情を認識して、
第2の感情が動く前に、
どんな問題が起きているのか
自分で解決できる問題なのか
考えを巡らせることが重要になります。
と言っても、
瞬時に起こる事なので
すぐにできることではありません。
その時は出来なくても、
時間をおいてどんな問題が起きて
「第1の感情」がどんなもので
「第2の感情」がどんな風に沸いて
どんな行動をしていたのか振り返って
検証することが大切です。
検証していくうちに、自分がどんな反応のクセがあるのか
また、行動のクセがあるのかわかってきます。
そのクセがどう影響しているかを知ることで
同じような問題が起きたときの対処がうまくできるようになってきます。
相手や環境ばかりに原因があると、
外ばかりに目を向けていても答えは見つからないものです。
実は、自分の中に答えがあるんじゃないかと思います。
脳科学の視点も重要
仕事で色彩心理学やコミュニケーション心理学を扱ってますが
ここ最近、心理学の分野だけではどうにもならない
と思うことが増えています。
※色彩心理学については脳科学的な側面もありますが
例えば、
人は怒ると脳内でノルアドレナリンという物質が分泌されて
血圧が上がるという生理的な反応をするそうです。
心理では感情を認知したうえで自分が何に反応して
感情を動かすのかという見方をします。
ここで難しいのが、
怒りを感じたとき体が生理的反応をしているのでそれを鎮めるには
それなりの時間がかかるということです。
生理反応が鎮まるまでの間にこんな自分はダメだと否定して、
それを強固に記憶することで、「怒る」出来事をより見つけやすくなるんだと思うんです。
怒りに限らず、
人は感情を動かす動物なので、
外的刺激(言葉、しぐさ)などで沸き起こった感情によって
脳内物質が分泌されて、生理的反応しているので
理性でコントロールしようとしても
生理的な反応は時間経過を待つしかないということになります。
「そんなこと言ったら感情に振り回されるてばかりで改善できないの?」
と思っちゃいますよね~
そんなことはありません!
改善する方法はいくつかあります。
まず一つは
生理的な反応は自分の意志とは関係なないので時間を置く。
誰かと言い合いになって怒りの感情が沸いたら
その状況(環境)から一旦離れることをお勧めします。
例えば、トイレに行くとか、話が途中でもその場を離れて
まずは反応が鎮まるのを待つのが関係性を悪化させない一つの方法です。
もう一つは、
感情を認知することです。
多くの人は、感情を認知してジャッジすることをしていると思いますが。
感情に良し悪しはありません。
今、私怒ってる→こんな私じゃダメじゃん
と、感情を認知するだけではなくジャッジまでしてしまうと
何に対して怒りの感情になったのかということより
怒る私がダメじゃんということに視点が行ってしまい
怒らないように我慢するなど怒るという感情をどうにか消そうとしてしまいます。
ああ、私怒ってるんだな~とだけ認めるんです。
この二つを組み合わせると
今、怒ってるんだなと思いながらその場から離れ
からだの反応が鎮まるのを待つです。
と言っても、これがなかなか難しい。
個人的にはイラっとしたらその場から離れ、
誰もいないところで、
「イラっとするわ」「あんな言い方無いわ」
と独り言をぶつぶつ言いながら
動物の面白動画を見ることをしてます。
動画を見ているうちに生理的な反応が落ち着いて
何に怒りを覚えたのか考えることが出来るようになります。
参考までに
まとめると
心理的な視点だけだとうまくいかないことも
脳科学的な視点から見ると自分の意志ではどうにもならない
事もあって鎮まるのを待つことも大事だということです。
怒りについて
「怒り」この感情が邪魔に思う人がほとんどかもしれません。
誰しもが、怒らず穏やかに暮らせたらどんなにいいかと思っているでしょう。
人間は感情の生き物なので、「怒らず暮らす」ことは不可能です。
かといって怒りの感情に囚われてしまうと
心の余裕がなくなって、何に対してもイライラしてしまいます。
そういう時は、楽しもうと思って出掛けても
イライラすることに目が行って結局楽しむことが出来ないなんてことになってしまいます。
ちょっと想像してみてください。
ご自身の周りでも、
怒りっぽい人と、穏やかで怒る姿を見たことない人っていませんか?
その違いは何でしょうね?
怒りは、「言葉」や「態度」「状況」など、
今起きていることに対して不快感を感じたときに出る反応みたいなものです。
なので、どんな人の心にも怒りは存在しています。
怒りっぽい人と穏やかな人の違いは
「怒り」の感情があるか無いかではないんです。
怒りっぽい人、はその怒りを多くの人に話してしまう人で、
穏やかな人は、どうしても我慢できない時にだけ信頼できる人に一回だけ話す人なんです。
ちょっと極端ではありますが、
怒りっぽい人の行動は不快感を怒りで解消しようと人に話してしまうのです。
そうすると脳内でどんなことが起きるかというと、
怒りをぶつけるとその時はなんだか頭がスッキリします。
それは、脳内で麻薬にも近い物質が出ていて快楽を感じていて、
その快楽を欲しくてまた人に話したり、新たに怒れる出来事を探してしまうんです。
ダメだとわかっていても脳が勝手に要求しているんです。
逆に穏やかな人は、不快を感じて「怒り」の感情が沸いてもほとんど人に話さないんです。
そうすると脳内の麻薬に近い物質が出る回数や量は最小限で
欲求に繋がらないので、穏やかに過ごせるというわけです。
「怒り」の感情は悪者ではなく
「怒り」感情があるからこそ、ここぞ言う時にはやる気になったり
どうしても達成したいことに対しても力が沸きます。
外部からの刺激、言葉や態度、また状況などを受けたときに感じる不快感を
どう処理するかで怒りに支配される生活を送るのか
穏やかに楽しむときは楽しみ、本質の自分でいきられるかが決まってしまいます。
いつもイライラして些細なことにも怒ってしまう人は自分の行動を振り返ってみてください。
ただ、不快に思ったことをため込みすぎちゃうと心が悲鳴を上げるので
そんな時には信頼できる相手に少しだけ聞いてもらいましょう。
この「怒り」の感情は大事なんだけど、扱いにくいものなのです。
いくつか対処方もありますが、
長くなっちゃうので、またの機会に。
自己肯定感について思ったこと
あるサイト記事を読んでいたら
「もっと自分を愛そう」キャンペーンという文字が。
確かに今は「自分を愛そう」と聞くことも多くなりました。
でも、その自分を愛することが出来る人ってそう多くはないと思うんです。
目に留まった記事はこちらから↓
「もっと自分を愛そう」な時代の空気がちょっとしんどい、僕の話
かくゆう私も自分を愛せているかというと...
自信を持って「自分が好きです」とは言えないかなぁ
ダメなところとか嫌いな自分は少なからずあって、
それが私なんだと思っています。
例えば、年齢もその対象で
老眼だったり、昔ほど体力が続かないのも事実。
もう年だからダメだと過剰に落ち込むことはありませんが
じみじみ実感はしてます。
仕事柄「自己肯定感を高めましょう」と言っていますが
私が思う自己肯定感とは
人にはいい部分とダメな部分が共存していて、
そのいい部分とダメな部分を、まるっと受け入れることなんだと思います。
ダメな部分を拾い出していい部分なるように改善してから
受け止めるのではなく、今のままの自分をです。
その時に、ちょっとしたコツがあって
ぼんやり受け止めるのではなく、
いい部分と、ダメな部分をしっかり明確にすることなんです。
何度も、何度も自分に問いかけ
今どう思ってるのか、何を感じてるのか、
気持ちいいのか悪いのか、好きなのか嫌いなのか。
感情的にではなく理性的に自分を把握し
それをまるっと受け止めるんです。
自分を好きになるというよりも、
どんな自分でもいいんだと認めることが自己を肯定することなんだと思います。
自分のダメなところは周りに補ってもらって
自分のいいところは周りに協力する。
そうやって、多くの人が「お互い様」の気持ちを持っていたら
人間関係もうまくいくのではないかと思うんです。
「お互い様」精神が広まるといいな。
自分を変えたいと思う人は習慣を見直すといいですよ
「継続は力なり」とはよく言ったもので
色彩メンタルトレーニングは、まさにこれに尽きるといった感じです。
性格を変えずに、自分らしく生きるためには
習慣を見直すことが一番大事だと思っています。
感情や本質の形成は5歳くらいまでに形成されて、
(ここで形成された性格はどんなに努力をしても変えることはできません。)
10歳くらいまでの間に感情や本質をベースに習慣にしてしまいます。
5~10歳の間で習慣化したものは、習慣を見直すことで変えることは可能です。
ただ、この習慣化した考えや行動のほとんどは無意識の中に保存されているので、
色々なことに無意識で反応として出てしまうのです。
だからこそ、習慣を変えるのには時間がかかります。
私自身も、「強くあれ」「負けてはいけない」「逃げるな」など
弱い心はダメだと周りに戦いを挑むことが習慣になっていたと思います。
でも、本質のところは人より劣ってると思っていて、体裁だけを一生懸命整えていたように思います。
そんな自分が好きになれず、隠すためにもまた鎧を身につけるという悪循環の中にいました。
だからこそ、いろいろな問題が重なると耐えられなくなってうつ病を発症してしまいました。
何をしていても不安で周りと比べては自分を否定して、
それを知られたくなくて見えない鎧を付けるの繰り返しでした。
そんなときに出会ったのが「色彩心理学」と「交流分析」でした。
一番印象に残ってる課題は「ありがとう」という言葉を使うことでした。
最初は半信半疑で、とにかく課題だからと宿題をこなすんだと思って取り組みました。
あともう少しで1か月だという時に、親とのやり取りでびっくりすることがあって
それが習慣を見直すきっかけになりました。
それからは、時間をかけて習慣を見直し、その習慣をやめるのではなく
新たなことに取り組んで習慣にしていくことをしました。
怒りや攻撃で支配されていたような私でも時間をかけて習慣を見直し
自分らしさを見つけることが出来て、今は穏やかでいられるようになりました。
もちろん、人間ですので怒ることがなくなったわけではないですが
びっくりするほど少なくなりました。
ちょっと私の話が長くなっちゃいましたが、
悪い方へ向かう習慣を見直して、少しづでもいい方向へ向かう習慣に
切り替えて自分らしくいられるように、
まずは今の習慣に目を向けてみてはいかがでしょう。