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タイプによってチョイスする言葉や話す癖が違う
会社の中で指導する立場の人やチームでお仕事をする人から、「思っていることが伝わっていない」
「伝えたはずのことが出来ていない」という話をよく耳にします。
そういった時は、ほとんどの人が腹を立てたりイライラして相手に感情をぶつけてしまいがちです。
感情的に怒りの気持ちをぶつけたり、注意してもほとんどが嫌な気持ちのまま解決すらできないことが多いように思います。
色彩メンタルトレーニングでは、人には「5つの性格」が備わっていてそのバランスで生きていると考えていて、
その5つを数値化して折れ線グラフで見える化するんですが、その数値が高いところが性格の特徴として捉えます。
5つの性格によってそれぞれ使いなれている言語や話すスピード、間合いの取り方があって同じ日本語で話してる
はずが外国語を話してるかのように伝わらないんです。
言葉の行き違いで起きるトラブルを避けて効率よく仕事を進めるためにも、相手がどういう言葉をよく使っているのか
どんなスピードで話をしてるのかを観察して、伝えたいことがある場合に相手のよく使う言語だったり話すリズムに合わせて
話すことで、今まで伝わらなかったことも意外と伝わるようになってきます。
相手になかなか伝わらないと思ってる時には相手のことを観察して相手の癖に少し合わせることで日々の問題が少し改善
すると思います。
感情をコントロールするのはとても難しく意識したからと言ってすぐにできるわけではありませんが、
相手に合わせることを損だと感じる時は、不愉快な思いをする時間が少なくなると思ったら自分のためにもなると考えてみては
いかがでしょうか。
嫌いな相手とどう付き合う?
少し前のブログ記事でも書きましたが、
10歳までに価値観や考え方はほぼ確定してしまいます。
過去の記事はこちら
その10歳までの間に好きや嫌いの感情の部分、判断基準みたいなものが
ある程度決まってしまいます。
その子供のころに決まってしまった感情を大人になってから変えようと
思ってもなかなか難しいです。
多くの人は「嫌い」という感情を消そうと、「こんな風に思ってはいけない」と
感情を抑えようと頑張ってしまいます。
一度、嫌だと感じた人を簡単には好きにはなれないし、
その人と関わりを持つだけでも、腹が立ったり嫌な思いをすることが多いでしょう。
いくら感情を抑制しようとしても一度生まれた感情はどうすることもできないので、
抑制しては溢れての繰り返しで堂々巡りになります。
どうせ消せない感情なので、まずは「嫌い」ということを認めて
今の事実、何のために働いてるのか(お金のため?やりがい?)などに意識を向けましょう。
そうすることで、人間に備わっている理性の部分が育って感情に振り回されることは
少なくなります。
ただ、この感情と理性の関係性は、子供のころから自分なりに作り直したりして
一生懸命築いてきたものなので、簡単には変えることもできません。
だからこそ、焦らずコツコツとトライ&エラーを繰り返しながら、少しづつ、少しづつ
今までの自分の大切なところは残して今のやり方にアップデートしていく、
そんな風にイメージすると感情に振り回されストレスを抱えることも少しづつ減っていきます。
くれぐれも焦らず、ゆっくり休み休みやっていくことが続けるコツです。
幸せホルモンをイメージするコツ
まずは、幸せホルモンを簡単に説明すると、
オキシトシンは人や動物(ペット)とのスキンシップで分泌するホルモンで、
自分一人ではどうにもならないホルモンです。
オキシトシンが十分に分泌する事でストレスが軽減され人に対して優しい気持ちになれます。
一方、セロトニンは食事(チーズや豆腐など)、陽の光を浴びる、
リズミカルな運動などで分泌するホルモンで、
自分が意識するだけで分泌を促すことが出来るホルモンです。
そして、オキシトシンはセロトニンが分泌される神経に刺激を与え
セロトニンの分泌を活性化するとも言われています。
オキシトシンの分泌を促すことで相乗効果になるのです。
さて、肝心のコツです。
皆さん「バケツ」をイメージしてください。
なぜバケツなの?
ですよね~
わたし、分泌というとイメージしにくくて
分泌したホルモンを溜めるものをイメージしたら何となく理解が出来たんです。
そのバケツには「嬉しい」「楽しい」などの幸福感(セロトニンとオキシトシン)が注がれます。
バケツの中身がいっぱいになる事で幸せな気持ちになって、人にやさしくできたり
細かいストレスをはねのける力になるんだと思います。
ただ、そのバケツは大きなストレス(怒り・悲しみ・嫌悪)などで穴が開いてしまうことがあるのです。
そこからせっかく溜めた幸福感がこぼれ落ち、人にやさしくできなかったり、すぐイライラしたりと
ストレスに耐え切れなくなってしまいます。
また、忙しかったり、心に余裕がなかったりすると
バケツに注がれる量も少なくなってなかなか溜まらないという悪循環になってしまいます。
幸せのバケツをイメージしながら、穴が空いてたら修復(休養を取る)して、
たんぱく質などセロトニンの生成に有効な食事をとり、陽の光をたくさん浴び、リズミカル運動を心掛け
信頼している相手とのおしゃべりやスキンシップ、ペットと戯れて、「幸せのバケツ」に
幸福感を注いで、少しずつ溜まってきたら誰かにやさしくしたり
(ありがとうを言うだけもいいんです。)
人を励ましたり、やさしくすることは相手のためだけではなく、
自分のバケツを幸せホルモンでいっぱいにするためでもあるんです。
幸せのバケツをイメージするだけで自分の心を客観的に見ることが出来るんです。
バケツを満タンにしてストレスをはねのける心を作りましょう。
気が向いたときに試してみてください。
「ネガティブ」と上手に付き合うコツ 1
ネガティブはダメだと思っている人、ネガティブな自分を好きになれない。
ネガティブな感情や思考はよくないと思っている人は少なくないと思います。
ネガティブな感情や思考を消そうと思ってかなりの労力を費やしてもなかなか消えるものではなくて、
それでもネガティブな感情や思考は楽ではないので
さらに頑張って消そうとする。
でもね、消えないんです。
なぜかというと、人間にとってネガティブも重要な役割があるからです。
今まで生きてきて悲しいことや不愉快なことも経験してきたはずでその時の思いは
二度と味わいたくはないでしょう。
素早く悲しいことや不愉快なことになりそうなことに気づくために、
ネガティブな感情や思考が必要というわけです。
いわば、ネガティブは自分を防衛するためのもので、人間にとって必要不可欠。
だからこそ、消えないんです。
消えないものなので、消すことに力を注ぐのではなくネガティブと上手に付き合って
ポジティブとのバランスを保つことが必要なんです。
「ネガティブと上手に付き合うコツ」は、
まず、ネガティブは消えないことを自覚することなんです。
そうすることがネガティブと上手に付き合う第一歩。
ネガティブはダメではなく、自分を守ってくれているものとして大事にして
ネガティブを消すことではなく、自分のネガティブはどんな経験から生まれたのか
思い出して、その経験を「よく頑張った」と労ってください。
少しづつですが、ネガティブな自分でもいいじゃんと思えるようになってきます。
そうなってきたら、第二段階です。
第二段階についてはまた記事にします。
「性格は変えられる?」
答えはNoです。
人の価値観や考え方は3歳くらいで土台ができて
10歳くらいまでには確定すると言われています。
なので、性格の根幹の価値観や感情の部分は
10歳くらいで確定してそこを変えるのは難しいのです。
性格を変えることが出来ないなら、
このまま生きずらい人生を歩まないとなの?
会社にいるあの人とはいい関係は築けないの?
と落胆する人もいるでしょう。
ご心配なく!
性格(本質)を変えるのではなく、
変えることが出来る理性の部分をトレーニングすることで
性格自体は変わらなくても相手に与える印象や人との付き合い方は変えられるのです。
まずは、「今、私悲しいんだ」「今、私嬉しいんだ」など感情を
ジャッジすることなくそのまま受け止め
次に相手と自分双方がいい状態にするにはどうするのか考え、理性的に行動に移すことで
今までは感情に振り回されてたのが少しづつ落ち着いてきます。
しかし、
自分の感情を受け止めるには自分自身をよく知らないとなかなかうまくいきません。
どんな時にどんな感情が生まれるのか、
何に対してどんな感情を抱くのかを日々意識しながら
過ごしてみるだけで、思いもよらない自分が発見できます。
私のトレーニング教室でも「日々の感情を書き出す」課題を出していますが、
「こんな感情が多いんだ」「こんな風に思うことがあるんだ」
とあらためて気づくことがあるとおっしゃいます。
自分の感情と向き合う時間を作ってみてください。
思いがけない発見ができるかもしれません。